阪神・ゲラ昇格も“W守護神”解消 安藤コーチ示唆「最初は楽な場面で…という可能性はある」

阪神・岩崎（右）と並んでウォーミングアップするゲラ（撮影・北條　貴史）

　大山とともに5日に登録を外れて再調整に努めた阪神・ゲラも全体練習に合流した。21日のDeNA戦で再登録されることが濃厚。岡田監督は起用法について「分かれへん、分かれへん」と話すにとどめ、開幕から岩崎と担った“Wストッパー態勢”は解消される見通しだ。

　降格後2度目の実戦調整だった19日のウエスタン・リーグのソフトバンク戦で1回2失点。不安を残す内容だっただけに即座の守護神復帰ではなく状態を見極めながら起用していくとみられ、安藤投手コーチは「決めるのは監督だけど、最初は楽な場面で…という可能性はある」と補足した。7、8回は石井、桐敷、9回は岩崎の形を崩さず、リーグ戦再開に臨むことになりそうだ。

　ゲラは投手陣ではグラウンドに一番乗り。投手陣から合流を拍手で迎えられて笑顔を見せた。練習後は報道陣には対応することなく、クラブハウスへと消え静かに闘志を高めていた。（遠藤　礼）