1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

広澤克実氏 阪神再奪首へ鍵を握るのは大山 得点力アップへ昨季同様1~5番の固定を セ・リーグ展望

スポニチアネックス / 2024年6月21日 5時17分

塁間をダッシュする阪神・大山(撮影・北條 貴史)

 セ・パ両リーグはきょう21日からリーグ戦を再開する。貯金2の2位・阪神は首位・広島から2.5ゲーム差。3位・巨人、4位・DeNAまで3差以内でひしめき合う。本紙評論家の広澤克実氏(62)が今後の展望を分析し、阪神が抜け出すためのキーマンとして復帰する大山を挙げた。

 セ・リーグはどのチームにも明確なウイークポイントがある。阪神なら打線だ。しばらく上位4球団による混戦が続く。阪神が抜け出すためには得点力アップが必須だ。

 鍵を握るのは大山だ。16日のソフトバンク戦で佐藤輝が二塁打を含む2安打を放ち、ベンチは盛り上がった。打率.204、3本塁打など数字が上がっていなくても、打線に名前があれば長打を期待するし、対戦するバッテリーは怖い。大山の存在感は佐藤輝以上だろう。1番・近本、2番・中野の後、4番、5番にこの2人が並んで昨季同様の形で機能するのがベターだ。

 一つ心配もある。大山は2軍4試合で計12打席(2安打)しか立っていない。多くの選手が試合勘は鈍るのが普通。特に大山はスロースターターなので、しばらく時間がかかるかもしれない。打てなくても起用を続けられるか。ベンチの我慢の限界までに、大山も爆発の可能性を示さなければならない。

 打順が一つ動くだけでも“景色”は変わる。好調だった選手がリズムを狂わせる可能性は決して小さくない。落合監督が指揮していた頃の中日のように不動のオーダーの方が猫の目打線よりも強さは長続きすると思っている。1番から5番までの固定は、本来のポジションに戻った近本や中野にも好影響を及ぼすはずだ。

 首位の広島は結果を出している日替わりのスタイルでここからも戦うしかない。数字を見れば、阪神とよく似た「投高打低」のチームカラー。僅差のゲームをどれだけ拾っていけるか。4番は小園、末包あたりが務め、今後も固定ではなさそうだ。日替わり打線に、日替わりヒーローが出るようだと勢いは長続きする。 (スポニチ本紙評論家)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください