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ドジャース・大谷 新ルーティーン効果で無双モード4戦連続マルチ&打点

スポニチアネックス / 2024年6月21日 1時33分

<ロッキーズ・ドジャース>2回、同点の3点適時二塁打を放つ大谷(撮影・光山 貴大)

 ◇ナ・リーグ ドジャース6―7ロッキーズ(2024年6月19日 デンバー)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が19日(日本時間20日)、敵地でのロッキーズ戦に「1番・DH」で出場。試合は敗れたが、2回2死満塁で3点二塁打を放つなど2安打をマークした。バットを地面に置いて軸足の左足を置く位置を確認する新たなルーティンを取り入れ、ともに今季2度目となる4試合連続マルチ安打&4試合連続打点と完全復調。メジャー通算774安打として、日本選手3位タイとなった。

 打席に入り、大谷は静かにバットを地面に置く。三塁線とホームベースの斜辺延長線上。ちょうどバットの先端が軸足の左足の位置となり、不動の「構え」が決まる。2回2死満塁。速度108・5マイル(約175キロ)の痛烈な打球が左中間を割る。一時同点となる走者一掃の3点二塁打。今季4打数無安打だった満塁機での快打に「結果的に全員を還すことができた。いい打席だった」と言った。

 「同じ位置で同じように構えるのが、同じようにボールを見ることに対して一番大事なこと。球場によってラインの太さとかが違う。ずれたりすることがないように」

 球場が変わっても、常に軸足は同じ位置で構える。「ラインの太さ」の違いまで考慮する、まさに「ミリ単位」にこだわる新ルーティンの確立後は内角球を見極め、ボール球にも手を出さない。導入した14日のロイヤルズ戦から6試合で25打数11安打の打率・440、3本塁打、8打点。6回の右前打と合わせ、最近6試合で5度目のマルチ安打とした。

 スパイクも11日のレンジャーズ戦から「格好いい」との理由で白を基調としたものから青に変えた。全ては足元から。6―6の8回2死一、二塁では、低めのスライダーで見逃し三振に倒れ、チームもサヨナラ負けで連勝が3で止まっただけに「まず振りにいってファウルでいい。当てることが最優先だった」と反省も忘れなかった。

 メジャー通算774安打は青木宣親(現ヤクルト)と並び日本選手3位。チーム76試合目で93安打となり、シーズン198本ペースだ。自身初の本塁打王に輝いた昨季は151安打。20本塁打は依然としてリーグトップタイで、12年のミゲル・カブレラ(タイガース)以来、12年ぶりの「200安打&本塁打王」も視界に入る。野手に専念する今季。立ち位置が不動なら、伝説的な数字も期待できる。(笹田幸嗣通信員)

 ≪「200安打&本塁打王」ルースも達成だが00年以降は3人だけ≫近代野球とされる1900年以降の大リーグで「200安打&本塁打王」を達成した選手は1921年と23年に達成したヤンキースのベーブ・ルースら23人だが、00年以降は3人だけ。01年のヤンキースのアレックス・ロドリゲスが201安打、52本塁打、04年のドジャースのエイドリアン・ベルトレが200安打、48本塁打、12年のタイガースのミゲル・カブレラが205安打、44本塁打を記録した。

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