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長嶋さん 巨人に闘魂注入!逆襲へ超異例、練習視察で身振り手振り指導

スポニチアネックス / 2024年6月21日 5時34分

岡本和の打撃練習を見守る長嶋終身名誉監督(撮影・白鳥 佳樹)

 巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(88)が20日、東京ドームで行われた全体練習を電撃訪問した。練習視察を行うのは超異例で、22年9月に自宅で転倒して緊急搬送されて以降では初。岡本和真内野手(27)に身ぶり手ぶりを交え打撃指導を行うなど、4年ぶりのV奪回を目指すナインに闘魂を注入した。首位・広島とは3ゲーム差の3位。21日からのリーグ戦再開を前に、これ以上ないパワーを授けた。

 4年ぶりのV奪回へ、闘魂を注入した。午後1時過ぎ。車いすに乗った長嶋氏が、東京ドームのグラウンドに姿を見せた。外野でウオーミングアップをしていた選手の元へ移動。ナインからあいさつされ、笑顔で応えた。

 練習日に視察に訪れるのは、22年9月に自宅で転倒し、入院生活を送るようになってからは初めてのことだ。21日からのヤクルト3連戦(東京ドーム)を前に、超サプライズでの登場。ミスターの熱い思いをくむように、引き締まった空気の中で練習が行われた。

 約1時間の滞在中は、積極的に動いた。丸とグータッチを交わして声をかけると、坂本ら主力選手のティー打撃を鋭い視線で凝視。フリー打撃はケージ裏から見守った。マスクを着用していたが、打球がスタンドに飛び込むと「ナイスバッティング!」と声かけ。身ぶり手ぶりを交え、岡本和や大城卓には熱心にアドバイスした。

 長嶋氏 (岡本和は)足を上げてタイミングを取る意識があるので何も問題ない。継続することですね。丸もいいスイングができているので状態が良さそう。みんなしっかり振っているし、これから打撃陣の状態はしっかりと上がってくれるでしょう。

 長嶋氏にとって就任1年目の阿部監督は最後の愛弟子だ。今季は開幕戦など頻繁に球場に足を運び、助言を送ってきた。交流戦を終え、31勝30敗5分けの貯金1。首位・広島とは3ゲーム差の3位だが、チーム打率・232はリーグ5位、185得点は同4位タイと打線の奮起が求められる。それだけに、勝負の夏を前に、野手陣には心強い打撃指導となった。

 左手の使い方などを助言された岡本和は今季、素振りを見てもらったことがある。2試合連発中とあり、フリー打撃でも豪快な打球を連発。「“だいぶ良くなっている”と言ってくださいましたし、声をかけながらやってくれてありがたい。直接指導してもらえるのはなかなかない。本当に貴重」と感謝した。残り77試合。主将でもある4番は「まず頭を取れるように。一からのスタート。それぐらいの気持ち」と再スタートに闘志を燃やした。(川島 毅洋)

 ▽長嶋茂雄終身名誉監督の練習視察 近年では21年3月2日に東京ドームで行われた全体練習を視察し、当時新人だった秋広を教え子である松井秀喜氏と重ね合わせて活躍に太鼓判。円陣では「勝つ!勝つ!勝つ!」とナインを鼓舞した。また、同年9月13日にはジャイアンツ球場を訪れ、休日返上で練習した中田(現中日)を直接指導。日本ハムから無償トレードで加入して打撃不振だった主砲の腰に左手で触れ、同部位を強く回す意識と構えを約40分マンツーマンで指導した。22年6月12日にも2軍調整中の中田の元を訪れ、身ぶり手ぶりを交え指導した。

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