渋野日向子2アンダー好発進「最後まで振れていた」 首位と2差でホールアウト

2アンダーと好発進した渋野日向子（左、AP）

　◇米女子ゴルフツアー　全米女子プロ選手権第1日（2024年6月20日　米ワシントン州サハリーCC＝6731ヤード、パー72）

　メジャー第3戦が開幕し、3週前の全米女子オープンで2位と健闘した渋野日向子（25＝サントリー）は4バーディー、2ボギーの2アンダー、70で回り、ホールアウト時点で首位と2打差の暫定4位と好位置につけた。

　最終18番パー5。ディボットからの第3打をピン横80センチほどにつけた渋野は難なく沈めてバーディー締め。一時は1オーバーまでスコアを落としながら、14番から3バーディーと巻き返し、気持ち良く1日を終えた。

　中継局WOWOWのインタビューに「凄く狭いからメンタル的に怖いなって思う部分はあるけど、気持ちで負けないようにと思って最後まで振れていた」と語ったように、左右に木がせり立つコースで思い切りよく振り抜く姿勢が奏功した。2打目のクラブに悩む場面も見られたが、「ジャッジが違った部分もあったけど、大きなミスはなかった。今日のジャッジとしてOKだった」と納得の表情。

　全米女子オープン以降は安定した内容で、復調を印象づけている。それでも、午前スタートとなる2日目に向け、「今日のような感じのゴルフができるとは限らない。気を引き締めて切り替えてまた頑張りたい」と油断はなかった。