「光る君へ」まひろ脅迫 周明“国際ロマンス詐欺未遂”松下洸平語る裏側「突発的な行動」「脆い人物像」
スポニチアネックス / 2024年6月21日 11時17分
女優の吉高由里子(35)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は今月16日、第24話が放送された。宋の見習い医師・周明役で「越前編」を彩る俳優の松下洸平(37)が同局を通じてコメント。撮影の舞台裏を明かした。
<※以下、ネタバレ有>
「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。
第24話は「忘れえぬ人」。まひろ(吉高由里子)は藤原宣孝(佐々木蔵之介)から求婚され、周明(ヂョウミン)(松下洸平)からも一緒に宋へ行こうと誘われる。しかし、心の中には藤原道長(柄本佑)が…。一方、藤原定子(高畑充希)と生まれた姫皇子に会いたい一条天皇(塩野瑛久)の気持ちが募り、藤原詮子(吉田羊)は帝の願いを叶えてあげてほしいと道長に懇願。藤原行成(渡辺大知)の案により、内裏の外で会える運びとなるが…という展開。
周明は「早くまひろと宋に行きたい」と抱き締め「このままではいつまで経っても宋には行けない。左大臣に手紙を書いてくれ。2人で宋に行くためだ」と熱烈アプローチ。まひろは口づけを拒み「あなたはウソをついている。私を好いてなぞいない」「抱き締められると分かる。あなたは違うことを考えている。私を利用するために。そうでしょ」と問い掛けた。
周明は豹変。陶器を割り、破片をまひろの首元に突きつけた。
周明「書け。左大臣に文を書け。左大臣が決意すれば、公の交易が叶うのだ、書け!」「書かねば、斬る」
まひろ「書きません。書いたとて、左大臣様は私の文ごときでお考えを変える方ではありません」
周明「書け!」「書かねば、おまえを殺して、俺も死ぬ」
まひろ「死という言葉をみだりに使わないで。私は母を目の前で殺されるのを見た。友も虫けらのように殺された。周明だって、海に捨てられて、命の瀬戸際を生き抜いたのでしょう。気安く死ぬなど言わないで!」
周明「言っておくが、宋の国はおまえが夢に描いているような国ではない。宋は日本を見下している。日本人など、歯牙にもかけておらぬ。民に等しく機会を与える国など、この世のどこにもないのだ。つまらない夢など持つな」
周明は立ち去った。
その後、腰を痛めた藤原為時(岸谷五朗)の治療に、周明は来ない。朱仁聡(ヂュレンツォン)(浩歌=ハオゴー)によると、生まれ故郷を見たいと越前を出ていったという。
しかし、周明は松原客館にいた。「入り込めませんでした。あの女の心に」。朱は「おまえの心の中からは消え去るとよいな」――。
SNS上で“国際ロマンス詐欺未遂”と話題になったシーン。松下は「陶器の破片で脅し、道長へ文を書くよう迫るシーンでは、まひろに拒絶されてしまいますが、彼女と過ごした彼女と過ごした時間や交わした会話は、周明にとってきっとかけがえのないもので、とても楽しかったのだと思います。それゆえに自分の本当の気持ちと果たすべき使命があまりに裏腹でかみ合わない。自らの出世欲や朱仁聡の期待に応えたいという思いとの葛藤により、張り詰めていたものがプツンと切れ、心がぐちゃぐちゃになってしまった瞬間の突発的な行動だったのかなと振り返っています」と解釈。
「そのシーンの最後に“つまらぬ夢など持つな”とまひろに吐き捨てますが、近づきそうだったものが自分の手から離れてしまったことで裏切られたと判断し、大切な人を傷つけるようにして去ってしまう。周明の繊細で脆く、悲しい人物像が表れた場面だったと思います」と明かした。
次回は第25話「決意」(6月23日)。越前編完結を迎える。
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