西武株主総会 株主が要望「OBでなくても勝てる監督を」 球団社長「ご意見はしっかり受け止めて…」

＜株式会社西武ホールディングス定時株主総会＞定時株主総会が行われた（撮影・西海健太郎）

　西武ホールディングスは21日、埼玉県所沢市で定時株主総会を開催した。439人の株主が出席し、株主の一人が監督人事に関する要望を行った。「今年は非常に残念な結果が続いて悲しい気持ちでいっぱい。強いチームという印象があった。OBでなくても勝てる監督を選んでほしい。勝てることにこだわってほしい」と発言し、会場では拍手が起こった。

　西武は5位・オリックスに10・5ゲーム差をつけられての最下位。監督交代で再建を目指すも、交流戦で8連敗を喫するなど低迷が続いている。奥村剛球団社長は回答の冒頭で「成績が振るわず、期待にお応えできないことに申し訳なく思っています」と謝罪した。

　交流戦前に松井監督が休養し、渡辺久信GMが監督代行を務めることとなった監督人事に関しては、シーズン途中でもありチーム状況を渡辺GMが把握している適任者と判断した経緯を説明。奥村社長は「まずは上位を目指して執念を持って」と今後の戦い方を見据えた。

　株主から球団OB以外の監督の人選を要望されたことは「ご意見はしっかり受け止めて、勝てるチームをつくってまいりたい」と回答した。