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川口春奈が新境地「年齢なんてどうだっていい」…「9ボーダー」P語る川口の成長「ちょっと大人になった」

スポニチアネックス / 2024年6月21日 16時5分

金曜ドラマ「9ボーダー」第10話。3姉妹の次女・七苗(川口春奈)(C)TBS

 女優の川口春奈(29)が主演を務めるTBS金曜ドラマ「9ボーダー」(金曜後10・00)最終第10話が、きょう21日に放送される。川口と木南晴夏(38)、畑芽育(22)の3姉妹の心情が多くの共感を呼んでいる話題作。最終話を前に、主演・川口と新井順子プロデューサーに話を聞いた。

 「恋はつづくよどこまでも」などで知られる脚本家・金子ありさがオリジナル脚本を手掛けるヒューマンラブストーリー。「中学聖日記」「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」の新井順子プロデューサーと再タッグを組む。映画「ずっと独身でいるつもり?」「君が世界のはじまり」をはじめ、テレビドラマの演出も手掛けるふくだももこがメーン監督を担当する。

 10代、20代、30代…年齢を重ねていくと誰もが直面する「大台」の年齢への期待と不安。“モヤり”“焦り”ながら恋に仕事に立ち向かい、生きる道を探してラストイヤーを駆け抜ける、川口春奈・木南晴夏・畑芽育による“ボーダー3姉妹”の姿を描く。

 ――今までの印象的なシーンや、撮影に際して苦労したところがあれば教えてください。

 川口:私は銭湯での入浴シーンと、3姉妹揃ってのシーンですね。何か食べたり、喧嘩したり。あとはやっぱり1話の桜の場面です。実際に撮影で行ったときはすごく綺麗で、個人的に大好きなシーンです。

 新井:いろいろありますが、2話で七苗が同僚の千尋に本音を伝える電話のシーンですかね。ドライ(撮影のリハーサル)を見ながら1人で泣いていました(笑)。そして私も1話の桜のシーンはとても印象に残っています。天候などの影響で3回ぐらい撮影を飛ばしてようやく撮れた映像なので、感慨深いです。

 ――前作「着飾る恋には理由があって」に続いて再びのタッグですが、「お互いここがパワーアップした」などありますか?

 川口:特にここが変わったということはないのですが、前作から3年の時を経て、お互い色々なジャンルの作品を経験してきた中で、やっぱり新井さんは愛情がすごいんですよね。どっぷりと没入する方なので、その熱さがにじみ出ているんです。こういう方ってなかなかいないよなと再確認しました。

 新井:没入ね(笑)。前回の「着飾る~」のときは、川口さんとは最初に人見知りが故の距離感から始まり、最後はすごい仲良くなって。今作ではどうなるかなと思っていたのですが、今回はキャストの方々ともすぐに仲良くなっていました。スタッフとも、「着飾る~」のときと同じスタッフが多くいたというのもあるかと思いますが、すぐに仲良くなっていて。ちょっと大人になったのかなと思いました(笑)。お芝居の瞬発力は相変わらずすごくて、そこは変わらないですけどね。

 ――「9ボーダー」だからこそと胸を張れる、素敵なポイントや作品としての強みがあれば教えてください。

 新井:やっぱり3人の姉妹感じゃないでしょうか。前室(撮影の待機場所)って結構広いんですが、いつもぎゅーっとくっついていて。本当にリビングにいる3人みたいな空気感です。

 川口:気を遣わなくてよくて、本当に家族っぽいですね。何も話さないときもあるけど、それはそれで苦にならなくて。本当に家族みたいな感じです。

 新井:初めは「仲良くなりたい!」と頑張っていたところもあると思いますが、すぐに打ち解けて、そのあとは誰かが無理して仲良くしようということもなく自然体でいられて。あっという間に4か月が過ぎていたので、これは本物だなと。誰か1人でも前室から出て、控室に戻っていればきっとこういう空気感ではなかったのかもしれないですけど。

 川口:誰も控室に戻らなかったですね。

 新井:男性陣とも仲良かったよね。松下洸平さんはみんなより年上なんですけど、松下さんいじりをしたりとか(笑)。本当に近所の幼馴染みたいな距離感だったよね。

 川口:その雰囲気には本当に救われましたね。そういったチーム感が一番の強みじゃないでしょうか。

 ――今作での撮影を経て、お互いに変化したところはありますか?

 川口:私は七苗とは立場は違うけど、実年齢が同じということもあって、いろいろなことを学べたと思います。29歳の頑張る女性へのメッセージといいますか、脚本の金子ありささんのセリフもグサグサ刺さって。自分がやりたいことに向かって頑張るというのがいいんだな、それが正解なんだなということを学びました。そして家族っていいなと改めて思いました。

 新井:誰かが言っていましたが、年齢はただの数字であって、いくつになっても挑戦できるし、なんだってできる。「もう」とか、「でも」とか言わないで。劇中のセリフでも「もう29歳じゃなくて、まだ29歳」というのがありますが、そういうマインドでいたほうが人生は楽しめるということを学びました。

 ――「9ボーダー」はこの先、お2人にとってどのような作品になるでしょうか?

 川口:年齢なんてどうだっていいし、自分がやりたいことをするのが正解なんだよというのを教えてもらった作品なので、自分をすごく肯定できた気がします。自分は1人じゃなくて、周りにはいろいろな人がいて、助けてくれる。未来の自分の背中を押してくれる作品になるのではないかと思います。

 新井:脚本作りの際に、わりと自分を投影しているときもあります。あのとき自分はこう考えていたんだなと、のちのち思うのかもしれません。自分のロールモデル(笑)。

 また、今作では仕事についていろいろな人から話を聞きました。「こんなことが許せない」とか「こんなことをしたい」とか、周りや世間の声を反映しているので、5年後とかに振り返ったときに「昔ってこういうことあったよな」と思い返すのではないでしょうか。

 ――最終回に向けて視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

 川口:9話でだいぶ悲しい終わり方をしてしまい、コウタロウの過去とか、1時間で回収できるのかというくらい盛りだくさんの内容です。3姉妹の行く末も、明るくポジティブな未来になっていてほしいなと思いますし…。みんな頑張っているから、全員幸せになってほしい。どのような結末になるか、ぜひ楽しみにしていただければと思います。

 新井:この作品を観て、自分を好きになってほしいなと思います。自分は自分でしかなく、何歳になっても、今の自分がいいなと思えるように。人の人生を羨むのではなく。

 結末については非常に頭を悩ませました。本当にいろいろなパターンが想定できて。いろいろなラストの形があったのですが、キャストやスタッフみんなの思いが詰まった結末になっていると思いますので、ぜひ期待してください。

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