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ソフトバンク・広瀬 22年前の小久保弾ほうふつ 「まさか入るとは」貴重な2号で北九州M戦連敗止めた

スポニチアネックス / 2024年6月22日 6時3分

<ソ・ロ>4回、ソロを放った広瀬はナインとタッチを交わす(撮影・岡田 丈靖)

 ◇パ・リーグ ソフトバンク9-4ロッテ(2024年6月21日 北九州市民)

 交流戦を終えたプロ野球は21日、セ、パ両リーグ同士の対戦が再開した。パ・リーグ首位のソフトバンクはロッテと対戦し、18安打9得点と猛打爆発。4―3の4回にドラフト3位新人・広瀬隆太内野手(23)が初見参の北九州市民球場で貴重な右越え2号ソロを放った。今季初スタメンの正木智也外野手(24)も2安打1打点と活躍するなど、今季2度目の先発全員安打で貯金を最多タイ23とした。

 高校時代から知る正木先輩には負けん。広瀬はそんな思いを込め一振りで仕留めた。

 「まさか入ると思いませんでしたが良かった。やっぱり正木さんも悔しい思いをしていた。ともに活躍していけたらいいなというふうには思っていました」

 4―3の4回に先頭で慶大卒のドラフト3位ルーキーは早大出身のロッテ先発・小島の138キロ直球を右翼席に運んだ。14日の阪神戦以来3試合ぶりの2号ソロで“早慶戦”を制し、左腕は同回で降板。まさに“KO弾”だった。

 この日は慶応高―慶大で2学年先輩・正木が今季初スタメン出場し、初回2死一、三塁で中前適時打を放った。広瀬は初回の第1打席は空振り三振だったが、第2打席に自慢の長打力で魅せた。小久保監督は「この球場じゃなければホームランじゃないけど。まあまあ、ホームランには変わりないのでね」と貴重だった一発を評価した。

 慶大では正木が4番で広瀬は5番を打っていた。2人が1軍で同じ試合に出るのはこれが初めてだった。広瀬は5月28日の巨人戦でデビューすると、18試合に出場し打率・226、2本塁打、4打点と活躍。二塁を中心に一塁にも就き、無失策と守備も安定している。

 セカンドを巡る争いでは、きょう22日の2軍戦で4月末に右脇腹を痛めて離脱した牧原大が実戦復帰する見込み。それでも広瀬は己との戦いに集中する。「今はチャンスなので今自分のやれることをやるだけと思っています」と話した。

 売り出し中の若手の猛アピールもあり、チームは7カード連続で初戦に勝利。交流戦前の最後のカードで同一カード3連敗を喫したロッテに快勝し、貯金を今季最多タイ23とした。小久保監督は「交流戦前(ロッテに)こてんぱんにやられたんで。でも、交流戦で流れは変わるなと。意識はしなかったよ」と落ち着いていた口ぶりだったが、広瀬は鼻息が荒かった。「戦力となって、チームを活性化できたらいいです」。新人らしくない頼もしさで首位快走の原動力になっている。(井上 満夫)

 《前回勝利はダイエー時代》ソフトバンクが北九州市民球場でロッテと対戦するのは、14年7月22日以来10年ぶり。勝利はダイエー時代の02年4月2日以来22年ぶりで連敗を4で止めた。その試合は4番・小久保がソロアーチを放つなど10―0で快勝した。

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