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西武HD株主総会で不満続出「ライオンズOBでなくても勝てる監督を選んでほしい」

スポニチアネックス / 2024年6月22日 5時32分

西武ホールディングスの株主総会で発言を終え頭を下げる後藤オーナー(撮影・西海健太郎)

 西武ホールディングスは21日、埼玉県所沢市内で定時株主総会を開き、439人の株主が出席。開幕から多くの借金を抱えて最下位に沈むチームに厳しい声が相次ぎ、監督人事に関する要望も出た。

 就任2年目の松井監督が15勝30敗、勝率・333で5月26日に休養が発表された。渡辺監督代行兼GMで再起を図ったが、この日のオリックス戦前の時点で19勝45敗(渡辺監督代行となって以降は4勝14敗)。質疑応答で株主の一人は「ライオンズのOBでなくても、勝てる監督を選んでほしい。OBよりも勝てることにこだわってください」と発言し、大きな拍手が起きた。

 最後のリーグ優勝は辻監督だった19年。かつては黄金期を形成し、Bクラスに沈んでも翌年には巻き返すなどファンの期待に応えてきた。だが昨年5位で今年も低空飛行。謝罪を繰り返した奥村剛球団社長は「まず上位を目指し、勝利に執念を持って戦っていく」と語り、監督人事に関する意見には「しっかり受け止め、勝てるチームをつくりたい」とした。鉄道、ホテルなどを展開する同グループの株主総会だが約80分の質疑応答の半分が球団に関する事案。「チームが緩い」、「キャンプが短い」、「コーチに外部からの血が入っていない」など厳しい声が続いた。

 終盤には後藤高志オーナーが「大々的な常勝軍団を取り戻す改革を、私も先頭に立って進めて参りたい」と発言。07年にスカウトの裏金問題を受け、球団改革の陣頭指揮を執って翌08年に日本一に輝いた例を挙げ、チーム再建を約束していた。(神田 佑)

 ≪「山川問題」の不正や賠償は否定≫昨年に続き“山川問題”への質問が相次いだ。5月中旬に不祥事が発覚した山川は以降は最後まで2軍暮らしが続いたが、オフに国内FA権を行使してソフトバンクに移籍。株主の一人が「タンパリング(不正交渉)が疑われる事例が確認されている。NPBに訴えることをしないなら情けない」と発言したが、奥村球団社長は「FAの制度にのっとった移籍」と否定。西武グループ全体に影響をもたらしたと指摘した別の株主の「損害賠償を(求める)予定はあるのか?」との質問も否定していた。

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