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新庄日本ハムは「何が起こるか分からない」ドロー レイエス満弾、逆転許すも9回2死水谷同点三塁打

スポニチアネックス / 2024年6月22日 6時3分

<日・楽>9回、同点三塁打を放ちガッツポーズする水谷(撮影・高橋 茂夫)

 ◇パ・リーグ 日本ハム9―9楽天(2024年6月21日 エスコンF)

 交流戦を終えたプロ野球は21日、セ、パ両リーグの計6試合でリーグ戦が再開。日本ハムは楽天戦で延長12回の末に今季4度目の引き分けに持ち込んだ。7回にフランミル・レイエス外野手(28)が来日初の満塁弾を放ち、直後の8回に楽天のマイケル・フランコ内野手(31)に来日初の満塁弾を浴びるド派手な打撃戦で、1点を追う9回は2死二塁で水谷瞬外野手(23)が中越えに同点三塁打。総力戦を落とすことなく2位に浮上した。

 誰もが試合終了だと思った。9回2死、相手の守護神・則本が清宮の投手への平凡なゴロを捕球した。ネクストバッターズサークルにいた水谷でさえ、ベンチに帰りかけたが「一応、見届けようかな」と視線を一塁方向へ向けた。すると則本が一塁へまさかの悪送球。チャンスが訪れた。

 「一打同点とか考え過ぎずにいけたから、素直に初球からアプローチできた」

 相手にもらった2死二塁のチャンス。だから余計な力みもなかった。初球の155キロ直球を強振。中越えに同点三塁打を運び、交流戦最高打率・438のMVP男の勝負強さを発揮した。3回の2点適時打も含め、2安打3打点に「(交流戦が)終わった瞬間に“あかんやん”って言われないように打てて良かった」と笑顔だった。

 取って、取られて、また取って――。まるでジェットコースターに乗っているような試合展開だった。7回に清宮の右翼線二塁打で勝ち越すと、さらに2死満塁でレイエスが右翼席へ来日初の3号満塁弾。4月19日のロッテ戦以来、約2カ月ぶりの一発だった。

 4番・マルティネスに代わって6回に代打で途中出場の助っ人は、2打席目に豪快弾を放ち新庄監督と抱き合って大喜び。一挙6点で5点リードを奪ったが、直後の8回にザバラがフランコにまさかの「満塁弾返し」を食らうなど投手陣が5点を失った。

 結果、水谷の値千金の適時打もあり、今季4度目の引き分け。新庄監督は「野球は何が起こるか分からない。“何じゃ?今日の試合は?”というのが強い」と苦笑いを浮かべた。勝てなかった。それでもリーグ戦再開で、見どころ満載の4時間22分の試合を届けた。(田中 健人)

 ≪5年ぶりパ9-9≫日本ハム―楽天戦は9―9で引き分け。パの両軍9得点以上での引き分けは19年4月23日のロッテ―西武戦(9―9)以来。日本ハムは11年8月18日ロッテ戦(9―9)以来13年ぶりだ。楽天は過去3度あった8―8を上回るチーム最多得点での引き分けとなった。

 ≪外国人同士では初≫日本ハム―楽天戦では7回にレイエス(日)、8回にフランコ(楽)が満塁弾。同一試合で両軍が満塁本塁打の応酬は、昨年7月4日の楽天―オリックス戦で初回に頓宮(オ)、4回に浅村(楽)が打って以来プロ野球17度目(パ7度目)。外国人同士の応酬が初なら、初の満塁弾同士も今回が初めてだ。

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