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伊藤新叡王 「25歳まで酒とギャンブル禁止」師の鉄の掟守り藤井撃破 21歳8カ月 誘惑に「関心なし」

スポニチアネックス / 2024年6月22日 5時7分

<叡王戦第5局一夜明け>揮ごうを手に記念撮影をする伊藤新叡王(撮影・藤山 由理)

 将棋の第9期叡王戦で藤井聡太王将(21)=7冠=を下した伊藤匠新叡王(21)が最終第5局の激闘から一夜明けた21日、会場の山梨県甲府市・常磐ホテルで会見した。

 どことなくまぶたが重そうな伊藤は前夜について「やはり対局の後ということで、なかなか深く寝付くことはできなかったんですが、たくさんの方からお祝いの連絡を頂き、少しずつ喜びが込み上げてきたところです」と低音ボイスで振り返った。

 決着局は中盤から劣勢に立たされながら粘り強い対応で押し返し、終盤は巧妙に仕掛けられた数々のわなをことごとく回避。戴冠記念の揮毫(きごう)を「孤〓」としたため「自分の中でしっかりと信念を持って、ぶれずに高みを目指していくと解釈しています。“〓”についてはそれほど深い意味はなく、“はしごだか”で揮毫されている棋士の方もいらっしゃる印象があって、マネをしているというところです」と説明した。

 対藤井は公式戦11連敗(1持将棋挟む)から3勝1敗と反撃し、8冠占拠に風穴をあけた。「今回、まずは熱戦をお見せしたいという気持ちで臨んでいた」と謙遜しながらも、技術的な要因として角換わり戦へのアプローチを挙げ「少しずつその戦型に対する理解が深まっていった」と述懐。藤井の得意戦法を徹底的に分析した背景を示唆した。

 5歳の頃から師事する宮田利男八段(71)の一門には「25歳まで酒とギャンブルは禁止」という鉄の戒律がある。生真面目な伊藤は師匠からの厳命を死守する優等生。25歳での解禁まで3年4カ月と迫っているものの「あまり自分としては現時点ではそういったものに関心がないのが正直なところ。現時点では(解禁は)考えていません」ときっぱり。

 愚直なまでに将棋一直線の新王者だが、タイトル賞金を恩師と山分けする可能性には「はい、いや、そうですね。その話はしていないんですけど。う~ん、まあ、また師匠と直接会ってお話ししたいと思います」と苦笑いだった。(我満 晴朗)

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