「光る君へ」初回伏線 乙丸の後悔と“忘れえぬ人”独り身の理由にネット涙「尊い…悲田院にも」
スポニチアネックス / 2024年6月22日 13時52分
女優の吉高由里子(35)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は今月16日、第24話が放送された。話題のシーンを振り返る。
<※以下、ネタバレ有>
「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。
第24話は「忘れえぬ人」。周明(ヂョウミン)(松下洸平)に脅され、まひろ(吉高由里子)はショック。乙丸(矢部太郎)が「姫様が夕げを召し上がらないと、下女が申しておりました。お加減でも悪いのですか?」と心配して参上した。
まひろは不意に、乙丸が結婚しない理由を尋ねた。
乙丸「妻を持とうにも、この身一つしかありませんし。あの時、私は何もできませんでしたので」「北の方様がお亡くなりになった時、私は何も。せめて姫様だけはお守りしようと誓いました。それだけで日々、精いっぱいでございます」
まひろ「乙丸はそんなことを考えていたのね」「こんなにずっと近くにいるのに、分からないことばかり。私はまだ何も分かっていないのやも」「あの人(周明)も精いっぱいなのだわ」
初回(1月7日)、ちやは(国仲涼子)が殺められた時、その場にいた乙丸は無力だった。以来の後悔と変わらぬ忠心。一方、次回予告の百舌彦(本多力)は「月日が流れましたので」。SNS上には「今回のハイライトは乙丸の“忠義心”だったと思う」「乙丸、尊い」「乙丸の覚悟と献身に涙」「乙丸ー(泣)。命懸けで悲田院にも同行する彼の行動に合点がいった」」「乙丸にとっての忘れえぬ人が、ちやはさんだったのも胸が痛んだし、周明に脅された時にも、まひろは母や直秀という志半ばで命を落とした忘れえぬ人を思い出して、逆に周明の過ちを諭した。本当によくできた回だった」などの声。視聴者の涙を誘った。
次回は第25話「決意」(6月23日)。越前編完結を迎える。
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