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【ラグビー】昨秋W杯で敗れたイングランドから2トライも エディーHC「フィニッシュが課題」

スポニチアネックス / 2024年6月22日 17時9分

<日本・イングランド>後半、根塚(右)がトライを決める(撮影・村上 大輔)

 ◇ラグビー・リポビタンDチャレンジカップ2024 日本代表 17-52 イングランド代表(2024年6月22日 東京・国立競技場)

 9年ぶりにラグビー日本代表の指揮官に復帰したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、64)は”2度目の初陣”で、22年まで率いたイングランド代表に17―52(前半3-26)で敗れた。初キャップが先発に4人、リザーブにも4人というフレッシュなメンバーで臨んだが、先発に昨秋のW杯メンバー10人を含むイングランドに前後半合わせて計8失トライ。それでも後半に2トライを挙げ、W杯では12-34とノートライで敗れた相手に意地を見せた。

 ”超速ラグビー”を掲げるエディー・ジャパンは立ち上がりから速いテンポで振りまわし、前半2分にSO李がPGを決めて3-0と先制。だが、同7分に相手ゴール前ラインアウトのチャンスを逃すと、14分にラインアウトを起点にゴール前へ攻め込まれ、フランカーのカニンガムサウスに右中間へグラウンディングされた(3-7)。同24分にはラインアウトのサインプレーからSOマーカス・スミスに突破されてトライを奪われ、29分にも大外へのロングパスでWTBフェイクボソにトライを決められた。前半終了間際にはパスインターセプトからピンチを招き、最後はM・スミスの鮮やかなキックパスからCTBスレードにトライを許し、3-26でハーフタイムを迎えた。

 後半も20分までに3トライを許したが、26分に待望の初トライが生まれた。右ラインアウトのアタックから途中出場のフランカー山本がゴール前まで突破。左へ展開し、この試合が代表2キャップ目のWTB根塚が左隅へ決めた。29分にもロックのディアンズが裏へ抜け、同じく途中出場のFB山沢がポスト下へ走り込むトライで17-45とし、4万4029人が詰めかけた国立を沸かせた。

 フランカーのリーチ主将は試合後の場内インタビューで「目指す”超即ラグビー”ができた部分はあった。フィジカルの差は感じたが悪くはない。反省点は多々あるので次の試合に生かしたい」と話した。また、エディーHCは「とてもタフな試合だった。アタックはチャンスは多かったが、フィニッシュの部分が課題と感じた」とコメント。若い選手を多く起用したことを問われ、「今日は8人がジャパンのキャップを得ることができた。非常に可能性に満ちた強いスコッドと思っている」と答えた。

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