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日本代表の"超速ラグビー"実感 イングランド主将「FWのパワーが強くなって、速く動かせる」

スポニチアネックス / 2024年6月22日 18時37分

<日本・イングランド>試合前に言葉を交わす日本代表・ジョーンズHC(左)とイングランド代表・ボーズウィックHC(撮影・篠原岳夫)

 ◇ラグビー・リポビタンDチャンレジマッチ2024 日本代表 17-52 イングランド代表(2024年6月22日 東京・国立競技場)

 ラグビー日本代表は「リポビタンDチャレンジカップ2024」でイングランド代表と対戦し、17―52で敗れた。9年ぶりに復帰したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、64)の初陣となったが、世界5位の強敵相手に実力の差を見せつけられた。それでもジョーンズHCが掲げる”超速ラグビー”の片りんを随所で発揮。厳しい船出となったが、後半に2トライを奪うなど今後への期待感を抱かせた。

 イングランドのベテランフッカー、ジェーミー・ジョージ主将は元指揮官のエディーHCとの”再会”の様子を質問され、「あいさつぐらいしかできなかった」と明かした。実際に体感した”超速ラグビー”については「エディ-ならああするんじゃないかと予想していたが、ボールを速く動かすことを実感できたのは良い経験だった」と振り返った。34-12で勝った昨秋のW杯からの日本代表の違いを問われると、「”ミドル”からのパワーが強くなった。速いボールを動かせるためのフィジカルが、ミドルの部分で強くなった。そこがこれまでのジャパンと違うと感じた」とコメント。”ミドル”について「FW全員のパワーが強くなって、FWから速く出るようになった」と説明した、

 元日本代表FWコーチのボーズウィックHCは、元”上司”のエディーHC率いる日本について「短い準備の中でここまで完成できた。これから大きく成長して、強くなる可能性を秘めている。これからトレーニングすることで日本は強力になると思う」と予想。エディーHCで日本代表を取り巻く環境が大きく変わったと指摘し、「エディーが大きな変革をして、大きなインパクトの下に日本ラグビーの現状がある。これからさらに大きなインパクトを与えると思う」と話した。

 イングランドはこのあと、ニュージーランド代表とのテストマッチが控えている。ボーズウィックHCは「あと2週間でパフォーマンスを上げていく必要がある。反則が多かったので規律を整える必要があり、今日は日本にスペースを与えていたが、ニュージーランド相手には許されない」と課題を語った。トライやキックパスなど鮮やかなパフォーマンスを披露しながら途中交代したSOマーカス・スミスの状態は「足がつっただけ」と問題なしを強調した。

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