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【日本代表】FB山沢拓也が2年ぶりの日本代表戦でトライ 根強い待望論にも「自分のペースでやれたら」

スポニチアネックス / 2024年6月22日 19時47分

<日本・イングランド>後半、山沢がトライ(撮影・篠原岳夫)

 ◇【ラグビーリポビタンDチャレンジカップ2024 日本17―52イングランド(2024年6月22日 東京・国立競技場)

 9年ぶりに復帰したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)の第2次政権の初陣で、FB山沢拓也(埼玉)が22年11月のイングランド戦以来、2年ぶりとなる代表戦出場を果たした。当初はメンバー外だったものの、先発予定だったCTBディラン・ライリー(埼玉)が急きょ欠場した影響で、リザーブに昇格。後半15分に登場すると、同29分には22年10月のニュージーランド戦以来となる通算2トライ目を挙げた。

 第1次エディー体制だった12年、当時埼玉・深谷高3年生ながら練習生として日本代表合宿に参加し、以来ラグビークラスタの期待を集め続けている山沢。この日の自身のプレーには「思い切ってやりたいなと思っていた。もっとやれることはあったと思う。リザーブとしての役割を、もっとチームにいい影響を与えたい」と話した。

 途中出場の際は山沢を含む4人が同時に登場したが、場内アナウンスが山沢の名前を告げると、4万人超の観客からは、一際大きな歓声が上がった。「他の人と比べてどうとか分からないけど、歓声自体は聞こえていた」と感謝。一方、若いころはケガも重なり、周りの期待に応え切れていないことも理解している。15、19、23年と、出場チャンスがあったW杯代表入りはいずれも逃しており、「(待望論は)気にはなる。(そっとしてほしいという気持ちが)正直あります。自分のペースでやれたらいいなと思う」と話した。

 27年W杯に向けて新生エディージャパンは船出したばかりで、W杯に向けても「現時点では意欲とかはない」とキッパリ。それでも自分を見出してくれたジョーンズHCの下で、「ラグビーの知識を増やしながら、良さを出していきたい。日々、成長していくためにやっていく」と自分の歩幅で進むことを誓った。

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