小祝さくらが暫定首位で今季2勝目に王手「自分のベストのプレーをするだけ。その辺だけを考えながら」

＜アース・モンダミン・カップ第3日目＞第2Rの9番、ティーショットを放つ小祝さくら（撮影・会津　智海）

　◇女子子ゴルフツアー 　アース・モンダミン・カップ第3日（2024年6月22日　千葉県　カメリアヒルズCC　6688ヤード、パー72）

　サスペンデッドで持ち越した第2ラウンドと第3ラウンドが行われたが、競技は日没サスペンデッドとなった。

　第2ラウンドで66とスコアを伸ばし2位に浮上した小祝さくら（26＝ニトリ）が、第3ラウンドの7番までに3バーディーを奪い、通算11アンダーで暫定首位に立った。

　小祝の勢いは止まらなかった。

　第3ラウンドの2番で2メートルのバーディーパットを沈めると、5番では12メートルのスライスラインを読み切り10アンダーまでスコアを伸ばす。

　さらに7番では残り110ヤードからPWでピンそば50センチにつけ、3つめのバーディーを奪った。ピン手前に着弾したボールがカップの脇をかすめ、あとわずかでイーグルになりそうな会心のショットだった。

　日没近くの薄暗い中でのプレー。「結構、難しかった。遠近感が難しく、ちょっとダフりそうに見えたりした。その中で何とか良いショットが打てました」と笑顔で振り返った。

　今季は3月のヤマハ・レディースで通算10勝目を挙げ、3週前の全米女子オープンで9位、前週のニチレイ・レディースでも3位と好調をキープしている。今季2勝目に向け絶好調の位置で最終日を迎えるが「明日は明日なので、自分のベストのプレーをするだけ。その辺だけを考えながらプレーしていきたい」と気を敷き締めていた。