オリックスの19歳・斎藤が6度目登板でプロ初黒星 「抜け球が多かった」4回4安打4四球4失点

＜オ・西＞4回4失点で降板したオリックス・斎藤（撮影・平嶋　理子）

　◇パ・リーグ　オリックス2ー4西武（2024年6月22日　京セラD）

　通算6度目の登板でオリックス・斎藤がプロの厳しさを味わった。先頭打者の出塁を3度許すなど4回4安打4四球で4失点。岸にプロ初被弾し、プロ初黒星を喫した。

　「今日は真っすぐがうまく操れていなかったかなと。腕がいつもよりたたきつけられなかった感じがあったので。少し抜け球だったりが多かった」

　制球がいつになく不安定。初回先頭の西川に1軍戦では初の“被長打”となる右翼線二塁打を許すと、最後までリズムに乗れなかった。3回1死一、二塁では岸に直球を振り抜かれ、特大の左越え3ランを被弾。高卒2年目右腕は「今日はあまり伸びがなかった感じ」と悔やんだ。

　チームは連勝に失敗して首位ソフトバンクと今季最大タイの14ゲーム差。痛い敗戦も将来性十分の19歳はこの悔しさを糧とするしかない。（山添　晴治）