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伊藤将と東の「先発左腕対決」に注目した理由 次回はやり返し、いつか虎のサウスポーに憧れのタイトルを

スポニチアネックス / 2024年6月23日 8時2分

<神・D>3回2死一、二塁、オースティン(奥)に逆転の3点本塁打を浴びる阪神・伊藤将(撮影・北條 貴史)

 ◇セ・リーグ 阪神2ー5DeNA(2024年6月22日 甲子園)

 【畑野理之の談々畑】両先発左腕の“直接対決”に注目していた。阪神・伊藤将司は6回4失点(自責1)で敗戦投手。一方のDeNA・東克樹は8回まで2失点(自責1)に抑え、開幕から無傷の6連勝となった。先に失点したが、9回に守護神に直接バトンを渡すなど、さすがエースの仕事だった。

 注目した理由は昨年、ゴールデングラブ賞(GG賞)を競い合った2人だったからでもある。同賞は記者投票で、東が126票で初受賞、伊藤将は60票で次点だった。東は「光り輝く金色のグラブをぜひ欲しかった」と目標の一つだったことを明かして喜んだ。

 ポジション関係なくセ・パの多くの選手が同賞に憧れを抱く。伊藤将も今季開幕前、今季のホーム開幕カードで着用する金色の刺しゅうが入った「チャンピオンユニホーム」の発表会見にモデル役を務めた際に「この色にちなんでGG賞を獲って部屋に飾りたい。東さんに負けないように頑張りたい」とライバル心を燃やしていた。

 昨年は東も伊藤将も年間の失策は0。つまり守備率はともに10割で資格十分なのだが、得票数はダブルスコアになるほどの差があった。投票する記者も、野手部門と違い、投手部門は「守備率」の数字だけでは比較が難しいのだろう。フィールディングやけん制のうまさだけでは判断しづらく、1シーズンを投げて、そしてタイトルを獲った投手が選出される傾向にある。

 過去10年のセ・リーグの受賞者を見ても、

☆14年 前田健太

☆15年 前田健太(最多勝)

☆16年 菅野智之(最優秀防御率、最多奪三振)

☆17年 菅野智之(最優秀防御率、最多勝)

☆18年 菅野智之(最優秀防御率、最多勝、最多奪三振)

☆19年 西勇輝

☆20年 菅野智之(最多勝、勝率第1位)

☆21年 柳裕也(最優秀防御率、最多奪三振)

☆22年 森下暢仁

☆23年 東克樹(最多勝、勝率第1位)

 とタイトルホルダーに集中している。

 両選手はプロ入り前から親交がある。東が立命大4年の17年に第41回日米大学野球選手権大会に出場したが、1つ年下の伊藤将も国際武道大3年で選ばれていた。以来、東が「まさし」と呼ぶ仲だ。

 今季初のマッチアップとなったこの日、東は5回のバント処理も6回、大山悠輔の強めの投ゴロも、8回、近本光司のボテボテの投ゴロも無難にさばいた。伊藤将が試合後、ぶぜんと「次はやり返せるように頑張ります」と言ったが、その相手は3ランを食らったタイラー・オースティンのいるDeNA打線、そして東にだった。  

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