阪神・輝&森下 そろって出番なし 岡田監督苦しむ選手に“注文”「（打っている）選手見たらええねん」

＜神・D＞7回、ベンチを出る阪神・岡田監督（撮影・大森　寛明）

　◇セ・リーグ　阪神2ー5DeNA（2024年6月22日　甲子園）

　復調を告げた阪神・大山とは対照的に昨季の日本一に貢献した中軸トリオの森下、佐藤輝は今季5度目の同時スタメン落ちで途中出場もなかった。森下は5月16日以来の欠場となった。

　19日の全体練習では超異例のマンツーマン指導を行った森下に関して、岡田監督は「（状態は）良くないんちゃう。フリーバッティング見たらわかるやんか。ひどいな」と一刀両断。助言したことをなかなか体現できていないようで、2年目若虎も練習後は「何もないです」と言葉少なだった。

　左右の若き大砲に代わって先発起用したノイジー、豊田らも不発。打線は奮わず大山のソロと適時打の2得点のみ。指揮官は「引っ張ってまともなファウルしてんのは大山と渡辺の2人だけやんか。今は（試合中に）打った結果の映像が出るからな。（打っている）選手の（映像を）見たらええねん。誰も見てないな」と手厳しかった。（遠藤　礼）