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阪神・大山 東撃ち50日ぶり復活弾! 左腕から今季初アーチ 岡田監督はナインへ“手本指令”

スポニチアネックス / 2024年6月23日 5時18分

<神・D>2回無死、左越えに先制のソロ本塁打を放つ阪神・大山 (撮影・北條 貴史)

 ◇セ・リーグ 阪神2ー5DeNA(2024年6月22日 甲子園)

 阪神・大山悠輔内野手(29)が、DeNA戦(甲子園)で5月3日巨人戦(東京ドーム)以来50日ぶりの4号ソロを放った。2回先頭で、昨季最多勝&勝率第1位の2冠・東から左翼席へ運び、今季初めて左腕から本塁打を記録。4回にも左前適時打し、1軍復帰した前日21日の同戦から2試合連続マルチ安打だ。主砲の奮闘も白星にはつながらず、チームは逆転負けで連勝は「3」でストップ。首位・広島とは2・5ゲーム差、3位・DeNAとは0・5ゲーム差に迫られた。

 左翼・佐野は早々に追走を止めた。2回先頭、大山がカウント1―2から先発・東の浮いたチェンジアップに反応。左翼スタンド着弾と同時に、曇り空から拍手喝采が降り注いだ。悠然とダイヤモンドを一周し、仲間とハイタッチ。5月3日巨人戦(東京ドーム)以来の放物線は、甲子園に限れば4月19日中日戦以来、実に2カ月ぶりだ。

 「チームが勝つか負けるかなので、明日勝てるように頑張る」

 逆転負けに言葉こそ少ないものの、データがその価値を代弁する。今季チーム最長ブランクの甲子園12試合ぶり本塁打で、負の継続に終止符。試合前時点で対右投手の対戦打率・225を下回る打率・136と苦戦していた左投手から今季初めて一発を放った。その左腕が昨季の2冠・東だから、より一層価値は増す。

 「最初の打席な。だいぶ前でさばいてな。あれだけ前で打ってるのを、他の選手見たらわかると思うけどな。打ってるやつと打ってないやつの違いがな」

 岡田監督は独特の言い回しで4番を称えた。一向に打率が上がらないナインへの“手本指令”も飛び出す最大級の賛辞と言える。

 鳴尾浜球場で黙々と体をいじめ抜いた成果が、目に見える形で出始めた。体にキレが戻り、降格前はスイングを止められなかった低めの変化球を見極める場面も増えた。無死一、三塁から左前適時打した4回の第2打席が顕著。カウント1―2から低めのスライダー、チェンジアップを続けて我慢。フルカウントに持ち込み、6球目、本塁打同様に甘いチェンジアップを逃さなかった。

 「悪い時にどうしたらいいのか、も(鳴尾浜で)見つけるチャンスでもある。自分の感覚や修正方法はしっかり見つけていきたい」

 降格数日後の意気込みを、言葉だけで終わらせなかった。戦列を離れた2週間でみっちり絞ったはずの男が、聖地では一回り大きく見える。猛虎に欠かせぬ存在感がそうさせる。新生・大山悠輔こそ連覇への重要なピース。昨季のDeNA戦は、カード別最多の6本塁打。好相性そのままに、勝ち越しを懸けた第3戦でも鮮やかな虹を架ける。(八木 勇磨)

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