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広島・大瀬良 ウイニングボールは17日に生まれた長女へ 7回零封4勝目、連続無失点は29イニングに

スポニチアネックス / 2024年6月23日 5時2分

<中・広>勝ち星を挙げ、笑顔でガッツポーズする広島・大瀬良(撮影・椎名 航)

 ◇セ・リーグ 広島3ー1中日(2024年6月22日 バンテリンD)

 広島は22日、中日戦(バンテリンドーム)に3―1で勝利した。連敗を2で止め、2位・阪神とは再び2・5ゲーム差。先発・大瀬良大地投手(33)が7回3安打無失点で無傷の4勝目。29イニング連続無失点で、防御率は規定投球回に到達している投手の中では両リーグ唯一の0点台となる0・87とした。0―0の4回1死一塁には末包昇大外野手(28)が決勝の6号2ラン。直後の4回守備で左太腿裏に張りを訴えて途中交代したが、軽傷を強調した。

 大瀬良が今季初の中日戦でも好投した。昨季の同戦は1勝3敗と苦手にしていたが、相性など関係なかった。抜群の安定感で7回3安打無失点、110球で無傷の4勝目。5月31日ソフトバンク戦の2回から29イニング連続無失点に伸ばした。

 「会沢さんがうまくリードしてくれて、野手陣も点数を取ってくれたので、気持ち良くというか、自分のペースで投げることができた。(防御率は)信じられないです」

 無双モードに入った。最速147キロの直球を軸に、カットボール、スライダー、シュートなど多彩な変化球を駆使して翻弄(ほんろう)。4回は1死から高橋周に四球、細川にも死球を与えて得点圏に走者を進めたが、後続を仕留めた。規定投球回に到達している投手としては試合前時点で両リーグ唯一の防御率0点台(0・96)だったが、この日の一戦でさらに良化。同0・87まで下げ、開幕から4連勝でチームの連敗ストップに貢献した。

 「(29イニング)0が続いていることは気にしていない。相手打線の兼ね合いとか、いろんなことを考えながら勝負して、良い形が続いている。逆にそういうことが続いているから、周りが見えるようになったりとか、投げながら勉強できている部分もあるのかなと思う」

 長いイニングを投げる中で、配球面を含め、工夫しながら打者と対峙(たいじ)することが、安定感につながっている。自身33歳の誕生日となった6月17日には奇跡的な出来事があった。真由夫人が第2子となる長女を出産。わが子の誕生に立ち会うこともできた。「本当に幸せな瞬間だった」。大黒柱として気持ちを新たにマウンドに向かい、威厳を示した。自身の誕生日が来年以降は「娘の誕生日になる」と笑ったが、ウイニングボールは「(娘に)しっかり届けます」と大事にかばんにしまい、球場を後にした。

 新井監督も「心技体で充実していると思う。マウンド上でも自信にあふれている。頼もしい投球だった」と称賛。今季は昨年10月の右肘クリーニング手術明けのシーズンで、直近は7試合連続で100球以上を投げているが、「体自体に問題はない」と大瀬良。年を重ねても、まだ進化し続ける。(長谷川 凡記)

 ≪球団記録は大竹寛の43イニング≫○…大瀬良(広)が7回無失点に抑え、5月31日ソフトバンク戦の2回から継続中の連続イニング無失点を29に伸ばした。球団記録は09年に大竹寛がマークした43回。

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