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ソフトバンク・周東 城島氏からの助言効いた! ロッテ・種市からV弾に小久保監督も「びっくりした」

スポニチアネックス / 2024年6月23日 5時2分

<ソ・ロ>ファンとタッチをかわすソフトバンク・周東 (撮影・成瀬 徹)

 ◇パ・リーグ ソフトバンク3ー1ロッテ(2024年6月22日 みずほペイペイD)

 選手会長が一発で決めた。ソフトバンクの周東佑京内野手(28)は22日、ロッテ戦の8回に決勝の2号ソロを放った。好投を続けていた相手先発・種市から右中間テラス席へ値千金のアーチ。両リーグトップの22盗塁をマークしている韋駄天(いだてん)がバットで魅せた。チームは2連勝で6カード連続の勝ち越しを決め、貯金を今季最多の24とした。

 選手会長の一撃が試合を決めた。打球もダイヤモンドを一周するのもスピーディーだった周東は「塁に出ようと考えて、長打を打てたらいいなと。あんまりホームランを打ったことないので、本塁打は考えてませんでした!」とジョークを交えながら決勝アーチを振り返った。

 1―1の8回2死での第4打席だった。それまでの3打席はロッテの先発・種市の前にいずれも凡退していたが、1ボールからの直球を鋭く腰を回転させて振り抜いた。右中間テラス席に飛び込む2号ソロ。5月15日の楽天戦以来のアーチで勝ち越した。

 前日21日に北九州で行われたロッテ戦。リーグ戦再開とともに基本に立ち返った。反対方向となる左方向に3安打。今季5度目の猛打賞で「交流戦の終わりから良かった形を引き続きできるようにつなげた」と手応えを語った。本拠地ドームに戻り、この日の試合前練習では今春キャンプのアーリーワークでも指導してくれた城島健司会長付特別アドバイザー兼シニアコーディネーターから助言を受けた。「いい投手の時に四球や犠打などで3タコ、4タコを減らせるように」。ギア全開で飛ばした種市を終盤に攻略してみせた。

 大津と種市のしびれる投手戦は、両リーグトップの22盗塁を誇るリードオフマンの意外ともいえる一発が決勝点になった。小久保監督も「あんまりホームランを打つとは思わなかった。びっくりしました」と驚きの展開に目を見開いた。

 ヒーローになっても気を引き締めるのが周東新選手会長だ。就任時にモットーを「やることはしっかりやる」と決めた。チームは6カード連続の勝ち越しを決め、貯金を今季最多24とした。「凄いなと思うけど、こういうときに余裕をぶっこいていると過去の経験上、やられる。勝てるときに1試合、しっかりと勝つ」。4年ぶりの歓喜を迎えるまで隙は見せない。周東は頼りになる選手会長になってきている。(井上 満夫)

 ○…周東が8回に決勝の2号ソロ。過去には22年6月18日の楽天戦で松井裕から、同8月13日のオリックス戦では宇田川からサヨナラ本塁打を放つなど、勝負どころで長打力を発揮している。また、周東が本塁打を記録した14試合でチームは10勝1敗3分け、勝率.909と好成績を収めている。

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