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古巣・エンゼルスから!大谷翔平 恩返しのキング独走22号本塁打 全30球団制覇打で打率両リーグトップ

スポニチアネックス / 2024年6月23日 2時32分

<ドジャース・エンゼルス>5回、ムーア(左)から先制2ランを放つ大谷(撮影・光山 貴大)

 ◇交流戦 ドジャース2―3エンゼルス(2024年6月21日 ロサンゼルス)

 全球団制覇打!ドジャースの大谷翔平投手(29)は21日(日本時間22日)、古巣エンゼルスとの公式戦初対戦に臨み、2試合連発のリーグトップ22号2ランを放ち、全30球団との対戦での安打を達成した。本塁打したのは28球団目。チームは延長10回の末に敗れたが、2安打2打点で打率・322も再びメジャートップに躍り出た。

 かつての仲間たちに代名詞の一発を見舞った。5回2死一塁。大谷が昨季同僚だった元ソフトバンクの左腕ムーアの91・1マイル(約147キロ)直球を完璧に砕いた。中堅右への打球速度113・1マイル(約182キロ)、同飛距離455フィート(約139メートル)の先制22号2ランに「打った瞬間、入ると思った」と悦に入った。

 ここ6戦5発と量産し、リーグ2位のブレーブス・オズナに2本差をつけ、打率・322は両リーグトップに浮上した。自己最長を更新する6試合連続打点で「最近は打つべくして打てている」と珍しく自画自賛。試合前は捕手オハピー、内野手レンヒーフォらかつての仲間たちと握手し、旧交を温めた。昨季まで6年所属した古巣からの初安打を本塁打で飾り、イチロー、青木宣親(現ヤクルト)に続く日本選手3人目の「30球団安打」を決めた。本塁打したのは28球団目で、残るフィリーズとは6試合、カージナルスとは3試合対戦を残し、今季中の「30球団本塁打」への期待も高めた。

 本塁打は2球続いた緩いカーブの後の3球目を捉えた。緩急にも揺さぶられず「良い時は(球種を)大きく張らなくてもカバーできる範囲が広い。あまり何も考えずに自分のやることだけをやっておけばいい」。その前2打席は先発左腕サンドバルから2四球を選んだように、外角への変化球を見極め、失投を逃さない好調時の形だ。「構えが大事。そこさえできていれば右も左も関係ない」と強調した。「感覚的に4月、5月より全然いいんじゃないかな」とも口にし、実際に7本塁打ずつだった4、5月を上回る今月8発目。得意の6月、序盤は苦しんだが、やはり上げてきた。デーブ・ロバーツ監督に「これまでで最も調子が良く見える」とまで言わしめた。

 「こちらのホームだったので。そこまで気にすることはなかった。エンゼルスタジアムに行けばまた違うのかな」。感傷に浸ることなく、自分のスイングを貫いた。チームは21年からのエ軍相手の「フリーウエー・シリーズ」連勝が「10」で止まったが、2位に8ゲーム差をつけて地区首位を独走中。エ軍での6年間では無縁だったポストシーズンへの道を進む。「大きく違ってくるのは後半戦から。そこから先は経験がないので、楽しみにしたい」。悲願の世界一へ向けた渇望が、大谷を突き動かしている。

 ≪残りはフィリーズ&カージナルス≫大谷が本塁打を打っていないフィリーズとは7月9~11日(日本時間10~12日)に敵地、8月5~7日(同6~8日)に本拠で、カージナルスとは同16~18日(同17~19日)に敵地で対戦が組まれている。現在、日本選手最多の27球場で本塁打を記録し、両球団とも敵地開催があり、29球場への記録更新も期待がかかる。30球団から安打は日本選手3人目で、次いで松井秀喜と井口資仁が29球団から安打。なお大谷は日本ハム時代は自軍を除く11球団から安打し、本塁打がなかったのは巨人、広島、中日、DeNAの4球団だった。

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