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ヤクルト 3連勝 村上の執念ヘッスラV打で最下位脱出「チームが勝てる1点」

スポニチアネックス / 2024年6月23日 5時26分

<巨・ヤ>8回、適時打となる内野安打で出塁する村上 (撮影・白鳥 佳樹)

 ◇セ・リーグ ヤクルト3―0巨人(2024年6月22日 東京D)

 長打だけが4番の役割じゃない。ヤクルト・村上が、泥くさい殊勲打でチームを3連勝に導いた。0―0の8回2死三塁、二遊間へゴロを放つと「セーフになりたかったので。無意識です」と一塁へ気迫のヘッドスライディング。先制の遊撃内野安打は決勝打となり、うつ伏せのまま両拳で地面を叩いて喜んだ。

 「そんなにいいヒットじゃなかったけど、チームが勝てる1点だと信じていた」。このプレーがチームを奮い立たせた。直後にバックスクリーン左へダメ押し2ランを放ったサンタナは「ムネ(村上)の全力プレーは見ていて気持ちよかった」と称えた。

 村上は6月に入り打率.207、2本塁打、8打点と本調子ではないが、チームは11勝5敗と好調。「僕らは力があるチーム。たまたま勝てているわけじゃないし、勝つべくして勝てている」。九州学院(熊本)1年夏には甲子園に出場。高校球児のようなヘッドスライディングが、連勝と最下位脱出につながった。 (重光 晋太郎)

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