今季MLBは二塁打が約1000本減少するペース 外野手の配置にも制限を加えるべきなのか
スポニチアネックス / 2024年6月23日 9時18分
スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」が外野に飛んだ、以前なら長打になっていた打球が、アウトになるケースが増えていると報じている。
18日、ロッキーズのブレントン・ドイル外野手が大谷翔平のライナーを横っ飛びでキャッチしたが、他にもオリオールズのセドリク・ムリンスなどが見事なダイビングキャッチを決める。長打の減少はデータにはっきり出ており、リーグ全体の外野に打球が飛んだ場合の長打率は、2023年の・952に対し、24年は・892にまで下がっている。19年には1・011だった。
ここまで二塁打7本のブルワーズのリース・ホスキンスは「打者の視点で言えば、外野に大きなグラブがあるように感じる。外野手たちは私がどこに打球を打つか知っていて、全力で走り回っている。それが大きな要因だと思います」とコメントしている。
23年から、MLBは内野の守備シフトに制限を加えたが、それだけでは十分ではなかった。外野についても制限を加える必要があるのかもしれない。カージナルスのポール・ゴールドシュミットは22年の長打率は・578でリーグ1位だったが、23年は・447、24年は・357と急降下している。「外野手はボールを打ち返す場所に正確に配置されている。これが長打の減少に影響しているように見える」と言う。19年と比較すると、今季はメジャー全体で約2600本の長打が減少するペース。そのうち約1000本は二塁打だ。外野手が以前より深く守っていることも影響している。
スタットキャストによると、データを記録し始めた15年以降、中堅手は平均で11フィート(約3・35メートル)、左翼手は5フィート(約1・52メートル)、右翼手は3フィート(約0・91メートル)深く配置されている。深く守るのは長打を防ぐため。内野手との間に落ちるポテンヒットが増加するが、それなら単打で済む。防ぎたいのは長打だ。
ドイルやムリンスのような俊足で、守備範囲の広い外野手を重用する。データサイト「ベースボールプロスペクタス」は外野の配置は、内野シフト以上にヒットを減らす効果があるとレポートしている。果たしてMLBが内野のシフト制限のように、外野手の配置を制限する可能性はあるのだろうか?数年前にフロリダ州のルーキーリーグの試合で実験をした。打球が飛ぶ前に外野手が立つことができる範囲を外野に円で描いた。この実験をもっと本格的にやるべきなのか?リーグは今のところあまり関心を示していないが、一部の球団幹部は、何かをする時が来たと主張している。
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