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自民・田村憲久氏 “検討事項だらけ”改正規正法に「ダラダラと引き延ばすことは国民の信頼を失うので…」

スポニチアネックス / 2024年6月23日 13時21分

田村憲久氏

 自民党の田村憲久政調会長代行が23日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件について言及した。

 裏金事件を受けた自民党提出の改正政治資金規正法が19日の参院本会議で可決、成立した。日本維新の会は衆院で自民と修正合意したとして賛成したが、国会議員に月額100万円を支給する調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)改革の合意をほごにされたとして反対に回った。

 改正法は、パーティー券購入者名の公開基準を現行「20万円超」から「5万円超」へ引き下げ、「いわゆる連座制」として政治資金収支報告書の「確認書」交付を国会議員に義務付ける。また、使途の報告義務がない政策活動費について、支出の項目別金額と「年月」を報告させる。付則に政策活動費の領収書10年後公開や、監査する第三者機関の設置を盛り込んだが、詳細は今後の検討事項とした。

 番組では、パーティーの回数の制限がないために、回数を増やしさえすれば、これまでとは変わらないということや、オンライン・パーティーについても“抜け道”という指摘があると伝えた。

 田村氏は、領収書の公開ルール、外国人のパーティー券購入規制、個人献金の税制優遇、監視の第三者機関の設置など今後に検討事項が多いことについて、「詰めていかなきゃいけないと思います。いつまでもダラダラと引き延ばすことは1番国民の皆様方の信頼を失うので、検討の中でいつまでにやっていくとそれぞれ決めていく必要があると思います」と自身の見解を述べた。

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