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巨人ドラ5又木 菅野代役で緊急先発も初勝利ならず 阿部監督アドバイス直後に村上ら主軸3者三振も

スポニチアネックス / 2024年6月23日 15時59分

<巨・ヤ>力投する巨人の先発・又木(撮影・木村 揚輔)

 ◇セ・リーグ 巨人―ヤクルト(2024年6月23日 東京D)

 巨人のドラフト5位ルーキー左腕、又木鉄平投手(25=日本生命)が23日のヤクルト戦(東京D)でプロ2度目の先発登板。初回、1番・西川の痛烈なピッチャー返しが右上腕部付近を直撃するアクシデントに見舞われながら力投したが、4回途中5安打2失点で降板し、プロ初勝利を逃した。

 巨人は予告先発投手だった菅野智之投手(34)が腰痛のため当日に登板回避。6月13日に再登録されるも、ここまで登板がなかった又木が急きょプロ初登板初先発となった1日の西武戦(ベルーナD)以来のマウンドに上がった。

 だが、初回だった。1番・西川に投じた4球目の直球が痛烈なピッチャー返しとなり、投げ終えたあとの又木の右上腕部付近をライナーで直撃。又木は、慌てて駆け付けたトレーナーに付き添われてベンチ裏に消えた。

 菅野の登板回避に次ぐ、初回、一人目の打者で起きたアクシデント。ブルペンでは、今季5度の先発経験がある赤星優志投手(24)が急ピッチで肩をつくり始めるなど、慌ただしい動きとなった。

 だが、利き腕ではなかったことも幸いし、治療を終えた又木は小走りにマウンドへ復帰。

 2番・丸山和に初球でセーフティーバントを決められ、3番・長岡の犠打で1死二、三塁と開始7球でピンチを迎えたが、4番・村上を浅い左飛に仕留めると、5番・サンタナは遊ゴロに打ち取って得点は許さず、スタンドの巨人ファンからは大きな歓声がルーキーに送られた。

 すると、その裏、主砲・岡本和が左中間フェンスを直撃する適時二塁打を放って先制。3回にはヘルナンデスの4号2ランと大城卓、吉川の連続二塁打でもう1点加えて4―0と序盤で4点のリードを奪った。

 又木は2回、2死満塁のピンチを招くも無失点。ベンチに戻ると、阿部慎之助監督(45)が又木のところまでやって来て、何やらアドバイスを受ける場面もあった。

 指揮官直々のゲキが効いたのか、直後の3回は長岡、村上、サンタナというヤクルトの強力クリーンアップを3者連続三振。4点リードでプロ初勝利への期待が高まった。

 だが、4―0で迎えた4回だった。

 先頭の山田に左翼線二塁打、続くオスナに左前打されて無死一、三塁のピンチ。8番・中村を空振り三振に仕留めて1死一、三塁となったところで相手先発右腕・ヤフーレの代打に昨季まで巨人に在籍していた北村拓が起用されると、阿部監督がベンチを出て投手交代を告げた。

 だが、2番手右腕・赤星は北村拓を浅い右飛に打ち取ったあと、1番・西川に楽天から移籍後初アーチとなる1号3ランを被弾し、4―0が4―3と1点差に。又木の失点は2となった。

 又木の投球内容は3回1/3で打者17人に対して73球を投げ、5安打2失点。5三振を奪い、与えた四球は2つ、直球の最速は146キロだった。

 プロ初登板初先発となった1日の西武戦(ベルーナD)では6回で6四球を与えながらも2安打無失点と粘りの投球を披露。勝利投手の権利を得て降板した。

 巨人の新人投手が初登板で勝利投手になれば昨年5月21日中日戦(東京D)の松井颯以来15人目で、左腕では2019年4月4日阪神戦(東京D)の高橋優貴以来5年ぶりとなるところだったが、チームは9回に逆転サヨナラ負けを喫して初登板勝利が消滅していた。

 その時は「初登板で緊張しました。制球で苦しみ四球を多く出してしまいましたが(小林)誠司さんや、野手の皆さんに助けられ何とかゼロで抑えられて良かったです。しっかり反省して次につなげたいです」と話していた。

 ▼又木 カウントを悪くし、守りのリズムを悪くしてしまったところは野手の方に申し訳なく思います。ただ、(捕手の)岸田さんがうまく引っ張ってくれたので途中まで粘り強く投げられました。

 ▼内海投手コーチ(ブルペン担当) 緊急登板でアクシデントもあったけれど粘り強く投球ができているし、要所要所をしっかりと締めることができていると思う。この後もファームでやってきたことを存分に発揮してほしい。(又木降板前時点)

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