渡辺雄太、パリ五輪の鍵は？「塁が来るならば…」 日本は「殴り合いで勝っていくしかない」

渡辺雄太

　◇バスケットボール男子国際強化試合　日本生命カップ2024　日本 - オーストラリア（2024年6月23日　札幌市・北海きたえーる）

　今季までNBAグリズリーズに所属し、来季のBリーグ入りを表明している渡辺雄太（29）が23日、男子日本代表の強化試合オーストラリア戦のテレビ中継で特別ゲストを務めた。

　渡辺は今月下旬に代表に合流する見込みで、1カ月後に開幕するパリ五輪出場が確実視されている。視聴者から寄せられた質問コーナーで、パリ五輪の秘策を聞かれると「個人的には３ポイント（シュート）を大事にしたいと思っている」と返答。「もし塁が来るならば、（昨年の）W杯よりも外でプレーすることが増えると思う。３ポイントを高確率で決められれば」と八村塁（NBAレーカーズ）の合流により、自身の外角からのシュート力が鍵になってくると予想した。

　また、代表での役割については「僕はオールラウンダーの働きをしないといけない。ディフェンスにオフェンス、いろんなことを気にしながらやっていく」とコメント。また、「リーダーシップもW杯以上に出せていけたら」と軸となる覚悟を口にした。

　日本は22日のオーストラリアとの第1戦は89-90と1点差で惜敗。この日も第1Qはシュートがよく決まり29-23とリードしたが、第2Qは一時逆転されるなど劣勢となり、前半を終えて49-49で折り返した。渡辺は「日本はきれいなバスケットではなく、殴り合いで勝っていくしかない」と強調。「きれいにやろうとすると、昨日の後半のようになってしまう」とチームの奮起を促した。