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小祝さくらが全米女子プロの山下美夢有と渋野日向子から刺激 独走で今季2勝目に王手

スポニチアネックス / 2024年6月23日 17時55分

<アース・モンダミン・カップ第4日目>同組の沖せいら(左)と健闘をたたえ合いホールアウトする小祝さくら(撮影・会津 智海)

 ◇女子ゴルフツアー アース・モンダミン・カップ第4日(2024年6月23日 千葉県 カメリアヒルズCC 6688ヤード、パー72)

 日没サスペンデッドで前日から持ち越された第3ラウンドが行われた。

 小祝さくら(26=ニトリ)が7バーディー、ボギーなしの65で回り通算15アンダーで今季2勝目に王手を懸けた。

 8番パー5から第3ラウンドの競技を再開。左ラフからの第3打を40センチにつけバーディーを奪い、幸先の良い滑り出しを見せた。

 好調なショットを武器に通算12アンダーまで伸ばした。

 ハーフターンの時点で後続に3打差をつける独走態勢に入ると、10番で3メートルを沈め勢いを加速させる。14、15番でも連続バーディーを奪い通算15アンダーまで伸ばし、2位に6打差をつけた。

 「ティーショットは良かったんですけど、アイアンはあまり良いなという感じがそこまでなくて。パットの調子は凄く良い感じなので、その辺を自信を持って明日はプレーしていきたいなと思います」

 この日は午前3時に起床し同4時50分にコース入り。同7時からのスタートに備えたが、雨によるコースコンディションの不良でスタート時間が4時間も遅れ、コースでの待機を余儀なくされた。

 「ホテルに戻ってもゆっくりできないので、コースで調整しながら待っていました。足のケアを軽く受けて、風呂場で寝ていたりしました」

 今週は悪天候でサスペンデッドが続き、長丁場のラウンドが続いている。

 前夜は午後10時にベッドに入ったというが「朝、眠くて。朝の練習の時は、あくびが止まりませんでした」と苦笑いした。

 それでも、今週は山下美夢有や渋野日向子が健闘している全米女子プロの速報をネットでチェック。メジャーの舞台で戦う日本勢から刺激を受け、自身のプレーの発奮材料にしている。「美夢有ちゃんとかシブコも頑張っているので見ています」

 3月のヤマハ・レディースで通算10勝目となる今季初Vをマーク。3週前のメジャーの全米オープンで9位に入り、前週のニチレイ・レディースでも1打差の2位となるなど、好調をキープしている。

 今季はシーズン複数回優勝を目標に掲げているが、その可能性が一気に高まった。

 「(最終日は)本当にどうなるか分からない。明日はティーショットが鍵になってくると思うので、ティーショットの集中力だけは、しっかりと最後とまで続けてプレーしていきたいと思います」と大量リードにも油断はない。

 なお、ツアー競技で予備日の月曜日に競技が行われるのは、21年日本女子オープン以来で、大会では20年以来4年ぶりとなる。

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