広瀬哲朗氏 PL学園・清原和博氏の涙のドラフト騒動の裏で…「俺だって泣いてたんだけど」

日本ハム時代の広瀬哲朗氏

　日本ハム一筋12年の広瀬哲朗氏（63）が、高橋慶彦氏（67）のYouTube「よしひこチャンネル」に出演。1985年のドラフト会議では清原和博氏の涙の陰になり、「俺だって泣いてたんだけど」と抗議した。

　社会人・本田技研では3年連続都市対抗出場し、社会人ベストナインにも輝いた。

　広瀬氏は「（ドラフト指名の）話が来ていたのは中日と日本ハムだけだった」と明かした。

　とくに中日・山内一弘監督には守備力を買われ、ケン・モッカが退団するチーム事情から「宇野（勝）をサードに回して広瀬をショートで使う」と口説かれた。

　当時人気のあったセ・リーグで、自分を高く評価してくれた山内監督の下でプレーしたいという思いが広瀬氏には強かった。

　いざ、ドラフト当日。テレビは巨人からの1位指名がなかったPL学園の清原和博氏が泣いている姿ばかり映していた。

　広瀬氏は「ちょっと待て！俺はセ・リーグの中日でって思ったら日本ハム。俺だって泣いてたんだけど、テレビは清原ばっかりなんですよ」と当時を振り返った。