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照強が断髪式で涙「感極まった」新しい髪形は“剃り込み”入り 第二の人生は「破天荒におもろいことを」

スポニチアネックス / 2024年6月23日 18時31分

<照強断髪式>整髪を終えて土俵上であいさつする照強。左は師匠の伊勢ケ浜親方(撮影・前川 晋作)

 今年の春場所限りで現役を引退した大相撲の元幕内・照強(29=伊勢ケ浜部屋)の断髪式が23日、東京・両国国技館で行われた。伊勢ケ浜部屋関係者ら約300人がはさみを入れ、最後は師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)の止めばさみで大銀杏(おおいちょう)に別れを告げた。

 「泣かないと決めていたけど、やっぱり感極まった」。照強は断髪中、土俵上で何度も涙をこらえていた。1度目は、現役中から仲が良かった元小結・千代大龍の明月院秀政氏(35)に「後ろから抱きつかれてウルッときた」という。2度目は、幕下以下の頃に付け人を務めていた兄弟子の幕内・宝富士(37)に「付いてくれてありがとう」と言われた時。そして最後、部屋の横綱・照ノ富士(32)に「“お疲れ”と言われて後ろから抱きつかれて(涙が)ボロボロボロって…さすがに耐えられなかったですね」と涙を流した。

 14年間の力士人生を終え、まげがなくなった頭を「体の一部がはがされている感じ」と表現。新しい髪形は両サイドを刈って左側には剃り込みのラインを入れ、鏡を見ながら自ら「けっこう攻めてますね」と笑っていた。「明日にでもシルバーに染めようかな」と髪色を変えることも示唆。襟足の長い茶髪で土俵に上がっていた中学時代のように、また周囲を驚かせる髪形になりそうだ。

 今後は、故郷の兵庫・淡路島と東京を行き来しながらビジネスを展開する予定という。「破天荒なりにおもろいことをやっていこうかな。楽しみにしておいてください」。豪快な塩まきと多彩な技で土俵を沸かせてきたように、第二の人生もしこ名のごとく、周囲を明るく照らして強く生きていく。

 ◇照強 翔輝(てるつよし・しょうき)本名=福岡翔輝。1995年(平7)1月17日生まれ、兵庫県南あわじ市出身の29歳。阪神大震災の発生当日に兵庫県洲本市で誕生。小4から相撲を始め、南あわじ市立三原中3年時に全国都道府県中学生大会ベスト16。15歳で伊勢ケ浜部屋に入門し、10年春場所で初土俵。12年春場所、17歳1カ月で幕下に昇進。16年九州場所で幕下優勝。17年初場所で新十両昇進。19年春場所で新入幕。同年名古屋場所で12勝を挙げて敢闘賞受賞。約4年間幕内の土俵を務めたが、糖尿病などの影響で力が出なくなり22年九州場所では15戦全敗。23年初場所で十両転落。翌春場所で幕下転落。幕内在位22場所。幕内成績145勝185敗。敢闘賞1回。通算成績425勝422敗4休。身長1メートル69、体重107キロ(引退時)。

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