1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

巨人ヘルナンデスは打って守って大活躍「勝ちたくてしょうがなかった」 まさに救世主の存在感!

スポニチアネックス / 2024年6月23日 19時42分

<巨・ヤ>ヒーローに選ばれガッツポーズするヘルナンデス(撮影・木村 揚輔)

 ◇セ・リーグ 巨人4―3ヤクルト(2024年6月23日 東京D)

 巨人の新助っ人、エリエ・ヘルナンデス外野手(29=ドミニカ共和国)が23日のヤクルト戦(東京D)で打っては貴重な追加点となる4号2ラン、守ってはフェンスに激突しながらのジャンピングキャッチで併殺成立と攻守に大活躍。チームの連敗を2で止め、勝率5割に復帰する勝利に大きく貢献した。

 「3番・中堅」で先発出場。1―0で迎えた3回、1死三塁で入った第2打席で3試合ぶりとなる今季4号2ランを放ち、菅野の代役として緊急先発したドラフト5位新人・又木に貴重な追加点をプレゼントすると、又木降板後に2番手右腕・赤星が苦しんでいる5回には守備でも魅せた。

 赤星は1死から村上、サンタナに連続四球を与えて一、二塁のピンチ。ここで打席に入ったのは、それまでの2打席でともに左翼線二塁打を放っている6番・山田だった。

 すると、山田は1ボールからの2球目を打って、打球は左中間へ。3打席連続長打か、フェンスを越える3ランになるのか。両軍ファンの悲鳴と歓声が交錯するなか、中堅のヘルナンデスは左中間フェンスに激突しながら直接キャッチした。

 そして、中継の泉口から二塁ベースで待つ吉川にボールが送られて併殺成立。一瞬にして攻守交代となった。

 二走の村上は三塁ベースをすでに回っており、慌てて三塁ベースを踏み直したものの、時すでに遅し。二塁へ戻りかけたところで足を止め、ぼう然と併殺成立を見届けることしかできなかった。

 試合後、単独でお立ち台に上がったヘルナンデスは「本当にいい気分です。やっぱり勝ちたくてしょうがなかったので、きょう勝てて本当にうれしいです。ファンの皆さん、応援ありがとうございます」とまずはG党に感謝の第一声を発して大歓声を浴びた。

 3回、1死三塁で入った第2打席だった。相手先発右腕・ヤフーレが1ボールから投じた2球目、内角高めを振り抜いた打球は高々と上がって左翼ポール際へ舞い降りた。

 一度はファウルの判定。だが、阿部慎之助監督(45)のリクエストによる審判団のリプレー検証の結果、判定が覆った。

 左翼ポール際ぎりぎりに飛び込む4号2ランに「ランナー三塁だったので、しっかりランナーをかえすことを考えて、打てる球をしっかり待とうという気持ちだった。シンカーだったと思うんですけど、しっかり打つことができて。ああいう形で一回判定になりましたけど、あれはいったと確信してました」と柔和な笑顔を振りまいた。

 「リクエストという形になりましたけど(リプレー検証の結果を)待っている間も、自分のなかではあれは絶対ホームランだと。そういう思いで見ていました」。

 5回の守備で魅せたスーパーキャッチについては「打球が上がった時はもう何も考えず、打球に向かって突進していって、あとは何が起きるかというのは考えずにジャンプして。結果、捕れたので。そのおかげでダブルプレーにもなって。いいプレーができました」とヘルナンデス。「捕った瞬間、ファンの方の歓声が聞こえてきて、本当に最高の気分でした」と続けた。

 交流戦開幕となった5月28日のソフトバンク戦(東京D)でデビューしただけに、同一リーグでは来日初の一発。また、13日の楽天戦(楽天モバイル)からこれで7試合連続安打となった。

 ここまで21試合に出場して打率.333(84打数28安打)、4本塁打、12打点。得点圏でも打率.333(21打数7安打)、3本塁打、11打点と好結果を残し続けている救世主。

 「ぜひこれからも球場に足を運んでいただいて、応援よろしくお願いします。その応援に応えることができるように100%全力を尽くして頑張っていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。アリガトウゴザイマス」と最後まで礼儀正しくファンにメッセージを送っていた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください