【阪神・岡田監督語録】ローテ再編「とにかくいいピッチャーからいく」 才木の球宴「もう出るやろ」

練習を見守る阪神・岡田監督（撮影・後藤　正志）

　阪神の岡田監督が23日のDeNA戦が中止になった後、報道陣の取材に対応した。ローテーションと勝ちパターンの再編を明かした。

　―天気には勝てない。

　「きょうは（中止）まさかやったなぁ」

　―才木はそのまま次の日曜日か。

　「いやいや、今度は頭へ行くよ。火曜日。倉敷になるけど」

　―今の調子を考えると間隔を空けるような投手ではない。

　「そら、もったいないからな。1回飛ばしたら」

　―オールスターを計算に入れての火曜日か？

　「もう（オールスターに）出るやろ、そんなん。いやいや、オールスターとかは関係なくて、まあ雨で中止になったから。村上で、火曜日のエース級ピッチャーに勝ってはずみつけたろうっていうアレがあったしな。弱いピッチャーに投げて勝っても、そんなん意味ないと思うし、これからのためにもという意味で、（村上を）火曜日で行こうと思ってたけど、こういう状態になったから、ええピッチャーから6連戦、そらまあ普通やろ。チームとしてな。先に勝っていった方がええわけやから」

　―村上はどこへ動く。

　「村上はあれや、（中日戦の）3つ目にするよ。金曜日は西（勇）が一番いい感じやから、西も変える必要ないし。ええピッチャー変える必要ないやんか。しかし、梅雨やから、これどっかで。それは分からへんけど、とにかくええピッチャーからいくいうことやろうな。チームとして。それは先に勝った方がええわけやから」

　―岩崎は練習を見ると今日はベンチ入りさせるつもりだったか？

　「今日までは外す予定やった。しかし、今日はだいぶ投げとったな、強い球を、な。倉敷には行くけどな。倉敷は大丈夫やと思うけどな、次のカードからは。でも、きょうも外す予定やったよ。試合やったら。今はここで無理する必要ないやん。だから昨日も富田を残しとったし。左な。最後に富田って言うたけど、もう西純でええって言うて。（23日に岩崎をベンチ外とすることを見込んで）左を残しておこうって」

　―開幕は岩崎＆ゲラのダブルストッパー。今後は岩崎と石井か。

　「ちょっと分からん。今、石井がええからな。ゲラもやっぱりちょっと1回な。厳しいところじゃなしに、楽なところで1回投げさせたいしな。昨日（22日）でも1点差くらいやったら、ゲラをいったかもわからんけど。9回とかな。まあ、とにかく、1軍で1回な、1イニング、相手バッター関係なしでな、1回投げさせたいよな。（2軍戦の）最後な。点を取られて（1軍に）上がって来てるからな」

　―石井は今の状態なら、安心して任せられるか。

　「いやいや、それは岩崎はこういう状態になったからな、それはいいピッチャーを最後にな。今の状況やったら石井が一番安定感があるし、三振を取れるって言うたら、一番、石井が取れるもんな」

　―漆原もいい。

　「漆原もいいしな。だから、あいつらもええからゲラでも1回、調整というか、試運転的に投げさせられるっていうことや。いてなかったら、やっぱり先に今まで通りいくかもわからん」

　―今日試合があれば、抑えは石井だった？

　「石井をいくつもりやったよ。だって岩崎はベンチを外れてるんやから」

　―漆原を僅差で使うイメージか。

　「だから、オールマイティーでいつでも使えるんじゃない？漆原は」

　―ランナーを出してからも強い。

　「うんうんうん。まあ、へんにフォークばっかり放って千葉で失敗したけど、あれは配球ミスや。そんなんなあ。ストレートを一個も投げてないんやから。フォアボールを出すピッチャーじゃないんやから」