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ソフトバンク・近藤が“キング”の同僚・山川に迫る11号 チームは2位に今季最大10ゲーム差

スポニチアネックス / 2024年6月24日 6時2分

<ソ・ロ>4回、2ランを放つ近藤(撮影・岡田 丈靖)

 ◇パ・リーグ ソフトバンク6―6ロッテ(2024年6月23日 みずほペイペイD)

 昨季2冠王が快音を連発させた。ソフトバンクの近藤健介外野手(30)が23日、ロッテ戦の4回に左中間11号2ランを放ち、本塁打リーグトップの4番・山川に1本差に迫った。1点を追う9回にも左翼線二塁打で土壇場の同点劇を演出するなど、さすがの打棒を発揮。打率リーグ1位、打点2位と打線をけん引している。試合は引き分けで2位との差を今季最大の10ゲームに広げた。

 近藤が圧巻の一撃を左中間ホームランテラスに運んだ。1―1の4回1死一塁の場面で防御率1点台を誇るロッテの先発左腕・メルセデスの直球を仕留めた。会心の11号勝ち越し2ラン。「1打席目でチャンスを生かすことができなかったので“この打席では”という気持ちでした。しっかりと自分の打撃ができました」。12日のヤクルト戦で捻挫した右手が完治していないため、ベンチでは左手でハイタッチをかわした。

 初回の第1打席では1死一、三塁の好機で悔しい二ゴロ併殺に倒れたものの、4打席で3出塁して凄みを見せつけた。3―3の7回には先頭打者として四球を選び、得点につなげた。1点ビハインドの9回にも先頭で左翼線二塁打を放ち、土壇場での同点劇を演出した。

 昨季は長打率の大幅アップを実現し、本塁打と打点の2冠に輝いた。“進化2年目”のシーズン。「いつガタッと来るかもしれないと常に不安を持ってますし、それがあるから練習する。考える。そういった不安がなくなったら駄目なので」とストイックな姿勢で臨み、圧巻の成績を残している。

 両リーグを通じて3割打者が4人しかいない中で断トツの打率・355をマーク。出塁率も・454で抜きんでており、「出塁率+長打率」のOPSの1・037は、投高打低が顕著な中で圧倒的な数字だ。本塁打だけではなく、打点も8差の2位につけている。

 試合は引き分けに終わり、この日敗れた2位・日本ハムとの差は今季最大の10ゲームとなった。小久保監督は主軸の頼もしい打撃に「初回のゲッツーが凄く悔しかったみたいで。その後しっかり打ってね」とニッコリ。ゲーム差がさらに拡大したことについては「まだ6月ですよ?9月に聞いてください」と淡々と話した。

 同一カード3連勝こそ逃したものの、交流戦前に敵地で3連敗を喫したロッテに2勝1分けと勝ち越した。さらなる勝利に向けて近藤が快音を響かせていく。 (木下 大一)

 《パで打率トップ、本塁打と打点は2位》ソフトバンク・近藤は打率がリーグトップで本塁打、打点はいずれも2位。他の部門も好成績で安打81、塁打133、四球39、長打率.583、出塁率.454がリーグトップだ。強打者の指標とされているOPS(出塁率+長打率)は1.037。1.000を超えると超一流とされるが、両リーグで唯一大台に乗っている。

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