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楽天・藤井 リーグトップ並んだ6勝 謙遜キャラ「忍びないです」6回6安打自責0

スポニチアネックス / 2024年6月24日 5時32分

<日・楽>スタンドのファンに手を振る藤井(撮影・高橋 茂夫)

 ◇パ・リーグ 楽天6―2日本ハム(2024年6月23日 エスコンF)

 楽天は23日、日本ハム戦に6―2で競り勝ち、リーグ戦再開後の1勝目を挙げた。先発した藤井聖投手(27)が6回6安打1失点(自責点0)と力投。リーグトップに並ぶ6勝目を挙げた。交流戦3戦3勝で初優勝に大きく貢献した左腕がチームの勝率を5割に戻し、CS争いへ向けてリスタートさせた。

 球団初の交流戦Vに導いた藤井が、リーグ戦でも再開後初勝利に導いた。直球は140キロ台前半ながら内外角にチェンジアップを投げ分け、6回6安打1失点。4回1死満塁も最少失点に抑えるなど、走者を出しながら3併殺で切り抜けた。

 「本当に最少失点を心掛けながら…。粘りが真骨頂だと思うので、そこをまた出せたのは凄く良かった」

 リーグトップタイの6勝目。ただ謙虚さは失わない。「野手の皆さんと中継ぎの皆さんのおかげなので、忍びないです」。マウンド上の大胆さとは別人のように背中を丸めた。

 今季は開幕ローテーションを外れ、初白星は4月21日の西武戦だった。ただそこから自身6連勝となり、交流戦は3戦全勝。それでも計17回1/3と規定投球回に2/3回届かず、Vチームながら表彰選手ゼロという初の珍事を呼んだ。その屈辱も、少しだけ晴らした。

 好投しても5回降板が続き、「あいつの長所はつかみどころがないというか、何がいいのか分からない」と話していた今江監督もこの日は最敬礼だ。「粘りながら試合をつくってくれた。頼もしいというか、投げたら勝てるような投手になってほしい」。再開後白星がなくずるずるいけば、交流戦優勝の意味も色あせるところ。勝率5割に戻し、CS進出圏内の3位ロッテとは1ゲーム差に縮めた。もっとも6勝目と聞くと「まだ3勝ぐらいと思っていたけど…ウソです」と笑顔でいじりを忘れなかった。

 球団初の左腕2桁勝利も見えてきたが、平常心は失わない。「あまり意識しないように…。チームが勝てばいいと思って投げました。本当です」。東洋大時代は、ドラフト1位指名された同期の甲斐野(西武)、上茶谷(DeNA)らの陰に隠れ、東都大学通算0勝1敗に終わった左腕が、スポットライトを浴びる存在に成長しつつある。(伊藤 幸男)

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