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【バスケ男子】世界5位オーストラリアとドロー 河村、公開ダメ出し糧に自覚の28得点

スポニチアネックス / 2024年6月24日 4時46分

第3Q、シュートを放つ河村(撮影・小海途 良幹)

 ◇バスケットボール男子国際強化試合 日本95―95オーストラリア(2024年6月23日 北海きたえーる)

 パリ五輪に出場する世界ランク26位の日本代表は同5位のオーストラリアと95―95で引き分けた。選手選考を兼ねた一戦で、ポイントガードの河村勇輝(23=横浜BC)がチーム最多28得点をマーク。五輪代表候補のいない若手主体の相手に前日は1点差で敗れたが、連敗阻止に大きく貢献した。渡辺雄太(29=グリズリーズ)、八村塁(26=レーカーズ)は28日に合流予定。二枚看板との融合を前に若き司令塔が存在感を示した。

 クラッチタイムに河村が爆発した。85―89の第4Q残り2分18秒にレイアップをねじ込むと、87―93の残り1分15秒には空中動作で相手をかわしながらシュートに成功。89―95の残り50秒にはファウルを受けながら得点して3点プレーを成立させた。92―95の残り19秒には3点シュート。最終盤に1人で10得点し「勝ちたかったけど、学びのある試合になった。昨日できなかったことに挑戦することの積み重ねで成長できる」とうなずいた。

 1点差で敗れた前日の試合は精彩を欠き、9得点。試合後の会見でホーバス監督から“公開ダメ出し”され「トムさん(監督)の言葉は心に響く。厳しいけど、愛情がある」と奮起した。五輪に向けて特訓中のフローター(ブロックをかわすために軌道を高くするシュート)でも得点を重ねるなど進化した姿を披露。指揮官から「反省してバウンスバックするのは河村っぽい」と評価された。

 28日には渡辺、八村が合流予定。河村は八村と一緒にプレーした経験がなく「凄く楽しみ」と合流を心待ちにしている。19年W杯、21年東京五輪は2人に依存して、他の攻め手を欠いて惨敗。八村が参加を見送った昨夏のW杯は渡辺を含めた全員バスケで五輪出場権を勝ち獲っており、河村は「2人の負担を少しでも減らせるようにしたい」と視線を上げた。約1カ月後に迫る五輪の目標は8強入り。若き司令塔と二枚看板の融合が新たなケミストリーを生む。

 ≪ホーバス監督、人生初ドロー≫ホーバス監督は「米国のスポーツに引き分けはない」と人生初の引き分けだったことを明かした。大の負けず嫌い。第4Q残り1秒に相手が2本のフリースローを失敗しなければ負けていただけに「負けてないのは良かった」と振り返った。今回のメンバーは16人で、五輪登録枠は12人。次回合宿が始まる28日までに数人をカットする方針だが、選考レースは続く。「NBA組が来るので新しいチームをつくる。NBA組は頭がいいからスムーズにできると思う」と強調した。

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