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竹中直人「文化祭」個展 24日東京・銀座で開幕 絵、写真、映像「多摩美時代を思い出した」

スポニチアネックス / 2024年6月24日 5時2分

展示した絵の前で写真撮影に応じる竹中直人

 俳優で映画監督の竹中直人(68)の個展「なんだか今日はだめみたい」が24日、東京・銀座のギャラリー巷房で開幕する。絵、写真、映像と三刀流で展開。23日、スポニチ本紙などの取材に応じた竹中画伯は「暑苦しくならないし、おちゃめな感じがいいでしょ。即興画を楽しんで」とアピールした。7月6日まで。

 多摩美大卒のアーティストとしても知られる才人。絵画展は16年ぶりで、iPhoneで撮影した写真展は5年半ぶり。映像も加えたぜいたくな個展は初の試みとなる。3年前、同ギャラリーで開かれた知人の美術家、斎藤岩男さんの個展を訪れた際にオーナーから誘いを受けたのがきっかけ。「3年先ですから十分描けるだろうと思っていたが、気が付いたら今年になっていた。2月くらいから描き始め、200~300枚は描きましたね。1枚30分から40分、集中して一気に描く。即興劇をやってる感じです。イラストでもスケッチでもなく、即興画とでも呼べばいいんじゃないかな」。

 ジャック・ニコルソンやブルース・リー、愛猫を除いてほとんどが想像上の人物。一言が添えられた作品が多く、これが漫画チックで面白い。「ふんで下さい」と呼び掛ける絵も置き、客の足跡がついて初めて完成する“遊び心”あふれた異色作もある。設営作業は22、23日に行ったが、「多摩美時代の文化祭を思い出しました」と満喫した様子だ。

 写真は14年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」出演中に自撮りした豊臣秀吉や、19年のNODA・MAP公演「Q」の稽古中に撮ったジョーカーが展示される。さらにiPhoneで撮りだめた映像を、自らの口笛や歌で彩り編集した4分の作品も上映される。

 絵は販売されるが、売り物ではない絵が会場に飾られていた。忌野清志郎さんの顔だ。09年に58歳で旅立った友。15年に鎌倉の鶴岡八幡宮に奉納した一枚で「(個展を)見守ってもらおうと思って」と語った。個展と同時にエッセー「なんだか今日もダメみたい」(筑摩書房)も出版される。 (佐藤 雅昭)

≪「正三角関係」の稽古真っ最中 顔を出すのは機会を見ながら≫ 竹中は現在、7月11日に東京・池袋の東京芸術劇場プレイハウスで開幕するNODA・MAP第27回公演「正三角関係」の稽古の真っ最中。松本潤(40)、長澤まさみ(37)と共演する話題作だ。「個展の期間中はできるだけ顔を出したいですが、ちょうど稽古と重なっていて」と、タイミングを見ながらとなりそうだ。7月26日には豊臣秀吉役で出演する映画「もしも徳川家康が総理大臣になったら」(監督武内英樹)の公開も控えている。

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