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今季打率4割に挑戦するガーディアンズのクワン 好調の要因は?発想の転換で課題のバットスピードが向上

スポニチアネックス / 2024年6月24日 10時18分

ガーディアンズのスティーブン・クワン(AP)

 今季、打率・400をクリアする可能性のあるガーディアンズのスティーブン・クワン外野手(26)について、ネットサイト「ザ・スコア」のトラビス・ソーチック記者が、好調の理由を報じている。トレーニングで重いバットを振り込んだことがあらゆる面でレベルアップにつながったとしている。

 日系選手としても知られるクワンは23日(日本時間24日)のブルージェイズ戦に「1番・左翼」でスタメン出場。初回先頭の1打席目、2回1死一、二塁からの2打席目はともにブ軍先発の左腕・菊池雄星と対戦し、それぞれ右飛、左飛に抑えられたが、4―3の4回無死からの3打席目では2番手の右腕・ポップの直球をとらえ右越えに7号本塁打。8回の5打席目も右前打を放ち、5打数2安打で打率・390となった。クワンは直近30試合で114打数48安打、打率・421と勢いが衰えない。

 今季初めに故障して欠場していたため、現時点で規定打席数には届いていない。しかし7月初旬には到達する見込みで首位打者に躍り出ることが有力視されている。昨年の同日時点で打率・401を記録していたマーリンズのルイス・アラエズ(現パドレス)は「シーズン4割」を期待されながら、最終的には打率・354だった。クワンも夢の記録に挑んでいくことになる。

 クワンとアラエズは似たタイプで、ラインドライブをフィールド全体に打ち分け、三振やポップフライは少ない。クワンは、レフト、センター、ライトへ均等に打ち分けられていることについて「これは(私のスイングの)副産物です。腕が短いので、外角のボールを引っ張る余裕がありません。ただ、その球を打ち返すしかないんです」という。

 もともと素晴らしいコンタクトヒッターだったが、今年は数字が顕著にそれを表している。現時点で打率は昨年の・268から・390、出塁率は・340から・449、長打率は・370から・564で、エリートレベルの打者になっている。

 キーワードは「パワー」だ。1メートル75、77キロとメジャーリーガーとしては細身なクワンは、課題だったバットスピードを向上させるために、昨オフからおもり付きのバットを使って練習し始めた。ピッチャーが投球速度を上げるために重いボールを使うのと同様の発想だからだ。

 「重いバットでたくさんスイングすることで、重いものを振る感覚を覚える。それから軽いバットに移行すると、ゾーンを通過するボールを鞭打つように振る感覚を理解できます。普通のバットに戻すと、自然にバットスピードが増します」と説明する。打率4割への挑戦に必要なのはパワー、これにより外野フェンスを越える飛球が増え、内野の間を抜けるゴロも増えている。

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