唐沢寿明 慈善イベント開催のきっかけは大女優の助言「成功したと思っているんだったら…って」

唐沢寿明

　俳優の唐沢寿明（61）が、23日放送のTBS系「日曜日の初耳学SP」（後9・00）に出演し、チャリティー活動を始めるきっかけの出来事を語った。

　妻で女優の山口智子（59）と、クラシックカーで被災地を訪れる慈善イベント「GO！GO！ラリー」の発起人となり、5年前から開催している。イベントには“唐沢会”と呼ばれる俳優仲間らも数多く参加している。

　そのきっかけは、過去に共演した大女優の助言だという。「三谷幸喜さんの映画で『ラヂオの時間』というのがあったんですよ。桃井かおりさんが出ていて、僕は同じシーンはなかったんですけど、打ち上げでお会いした時に、“俳優で成功したと自分でもし思っているんだったら、今度は人のために何かやりなさい”と言われて」。桃井の一言が「ずーっと頭の中に残っていた」といい、「チャリティーみたいな形で何かできないかなっていうのが出発点だったんですよ」と明かした。

　被災地から届いた声も、行動を起こす理由になったという。「最初は東北の人たちが“みんな、地震が起きたすぐ後は芸能人とかマスコミとか山ほど来てくれたのに、途中から誰も来なくなってね。忘れられたんじゃないかって寂しいんだよね”って話を聞いて」。その話を山口にしたところ、「そういう意味でやるんだったら、隣（助手席）に乗ってもいいよっていうところから始まって」。東北や熊本など、夫婦で被災地を回ってイベントに出演。「今は本人（山口）が楽しんじゃってますけどね」と笑って明かした。