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池江璃花子が病室で泣きわめいた夜 母が回想「治しているんだけど、どんどん壊れていくような」

スポニチアネックス / 2024年6月24日 22時30分

池江璃花子

 競泳女子のパリ五輪日本代表・池江璃花子(23=横浜ゴム)の母・美由紀さんが、24日放送の日本テレビ系「人生が変わる1分の深イイ話2時間SP」(後9・00)に出演し、愛娘の白血病との闘病生活を語った。

 池江は19年の海外合宿中に体調不良を訴え、帰国して検査を受けた。美由紀さんは「海外で合宿をしていたんですけど、調子が悪いということは知らされてなくて、関係者の方からちょっと合宿を切り上げて、日本で検査をしますって」と、当時を振り返った。

 診断結果は、急性リンパ性白血病だった。白血球の異常で、免疫力が大きく下がる10万人に1人の割合でかかる病気。「血液のがん」とも呼ばれるものだった。美由紀さんは「娘がそういう病気になったってこともショックでした」と振り返りつつ、「一つはあんまり弱音を吐けないように育ててしまったという。強い子になって欲しい、強い人になって欲しいって思って育てていたので、そんな時も弱音を吐けなくなっちゃったのかなって。良かったのかなって思ったりは…」と、教育方針に責任も感じたという。

 池江の長い闘病生活が始まった。抗がん剤による激しい頭痛と吐き気で、1週間以上何も口にできない時も。体重は18キロも減ったという。そばで見守っていた美由紀さんは、「“死にたい!”って泣きわめいたんですよ。その時は正気じゃなかったので」と、精神まで極限状態に追い込まれた愛娘の姿を目の当たりにしたという。

 「病気を治しているんだけど、どんどん壊れていくような、娘が。そんな様子でしたね。普通の日常生活ができなくなってしまうのかなって思った時もあったので、娘と別れてから、病室の廊下を歩きながら涙が出てきたりとか、多々ありましたね」

 しかし、美由紀さんが思った以上に、池江は強かった。病室では「東京オリンピックまで499日。まだまだ諦めない」と、絶望視された東京五輪への飽くなき決意を語ったという。

 10カ月の入院生活を経て退院すると、池江は体を戻すためのトレーニングを開始した。「ゼロじゃなくてマイナスですよ。アスリートじゃない人がゼロとしたら、マイナス」(美由紀さん)。それでも池江は音を上げることなく前を向き続け、ついに21年の東京五輪出場を果たした。

 美由紀さんは子供たちが幼いころから、意識させてきた目標を書いて貼りだしていたという。実家には、まだ池江の目標が貼りっぱなしだ。「50フリー 23″67、100フリー 51″71、200フリー 1′52″98、50バタフライ 24″43、100バタフライ 55″48、200個人メドレー 2′06″12」。絶好調だった時に立てた、東京五輪での目標タイムだった。

 美由紀さんは「そこまで望めないかもしれないけど、記録を追求する種目なので、あくまでも記録に挑戦するとか、自分に挑戦するということ大事だし、それは私も応援していることだから、私ははがせない。水泳やっている以上は」と、愛娘の背中を押してあげる決意を口にしていた。

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