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古舘伊知郎 世界陸上で「1分黙り続けた」 名実況残した元アナウンサーを絶賛「これは伝説です」

スポニチアネックス / 2024年6月24日 23時11分

古舘伊知郎

 フリーアナウンサー古舘伊知郎(69)が24日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」(月~金曜後9・00)にゲスト出演。名実況を残した元TBSアナウンサーについて語った。

 番組内で陸上の五輪選考の話題になると古舘アナは「世界陸上と言えばTBSですよね。TBSには“世界陸上伝説”っていうのが結構ある」と切り出した。

 中でも「過去に(世界陸上で)アクシデントがあった時、1分間全くしゃべらなかったアナウンサーがいたんです。僕の後輩で林アナウンサーって言うんですけど、スポーツ実況専門の人で」と元TBSの林正浩氏を紹介。

 林氏の伝説について「その人は大分前の世界陸上でいろいろあって。フライング1回のところが2回あった。もうその度に止まっちゃって。いよいよ100メートル決勝だ!ってあおらなきゃいけない直前で1分黙り続けたんです」と衝撃を受けた名場面を明かす。

 沈黙の末、「物凄い緊張感、ピークが高まって張り詰めた状態で“パーン”って(スタートの合図が)鳴って。そこから10秒くらいの実況が始まるんですよ。その1分の沈黙がめちゃくちゃカッコよかった」と絶賛。その上で「これだけのアクシデントがあったら視聴者の人も同じだよねって。あえて言葉で飾ったりたたみ込むよりも沈黙という言語で切り抜けた。林君は1分黙った。これは伝説です」と熱く語った。

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