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高校は帰宅部!遅咲きダンサーAYUMI、41歳で五輪決定の快挙「自分を褒めたい」独創性で異彩放つ

スポニチアネックス / 2024年6月25日 4時31分

福島あゆみ

 ◇都市型スポーツ パリ五輪予選シリーズ最終戦最終日(2024年6月23日 ブタペスト)

 ブレイキン女子は第1戦で優勝した福島あゆみ(41=ダンサー名・AYUMI)が準優勝し、今大会で優勝した湯浅亜実(25=AMI)とともに五輪代表に内定した。男子は第1戦3位の大能寛飛(19=HIRO10)が6位に入り、五輪出場を決めた。昨秋に代表に内定した半井重幸(22=SHIGEKIX)を含めて男女とも最大の2枠を獲得した。

 決勝は5月の第1戦に続くAMIとの日本人対決。22日に41歳になったAYUMIは、切れのある回転技を駆使した16歳下のライバルに1カ月前のリベンジを許した。優勝は逃したが、予選シリーズ2戦合計でAMIに続く2位となり五輪切符を獲得。「めちゃくちゃ疲れた。(パリ五輪出場を決めるまで)凄く長かったので一区切り。自分を褒めたい」とうなずいた。

 中学時代はソフトテニス部。主将を務めたが、補欠だった。帰宅部だった高校卒業後は客室乗務員を目指し外国語の専門学校に進学。ブレイキンとの出合いは21歳だった。カナダ留学からの一時帰国中に姉に誘われ、ダイエット感覚で始めたのがきっかけ。その後はアルバイトをしながらダンスを続けた。17年に世界最高峰の大会に初出場。21年の世界選手権を38歳で初制覇した遅咲きのダンサーだ。20年に立ち上げた自社ブランドの服に身を包み自己プロデュースしている。

 日本女子では88年ソウル五輪に63歳で出場した馬術の井上喜久子がいるが、フィジカル要素も強いブレイキンで41歳で五輪の舞台に立つのは快挙だ。自らのダンスを「お掃除スタイル」と表現。細部の動きにまで工夫を凝らした独創性あふれる動きは個性派ぞろいのブレイキン界でも異彩を放つ。約1カ月後に迫った本番でも、楽しむことをモットーに熟練のステップで観衆を魅了する。

 ◇福島 あゆみ(ふくしま・あゆみ)1983年(昭58)6月22日生まれ、京都府出身の41歳。カナダ留学から一時帰国した21歳の時、姉の影響でブレイキンを始めた。21年世界選手権金メダル。23年アジア選手権優勝。全日本選手権3連覇中。1メートル54。

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