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【吉田正尚と一問一答】上昇気配!ILから復帰後初マルチ安打「いい時ばかりでも、悪い時ばかりでもない」

スポニチアネックス / 2024年6月25日 13時59分

5回に右前打を放ったレッドソックス・吉田(ロイター)

 ◇ア・リーグ レッドソックス7―6ブルージェイズ(2024年6月24日 ボストン)

 レッドソックスの吉田正尚外野手(30)は6月24日(日本時間25日)、ホームでのブルージェイズ戦に「5番・DH」で先発出場し、3打数2安打だった。吉田のマルチ安打は4安打を放った4月27日(同28日)以来のことで、6月11日に左手親指の付け根の故障から復帰以降では初めて。チームは7―6でサヨナラ勝ちを飾った。

 過去の対戦では10打数2安打1打点2三振と抑えられていた右腕バシットに対し、この日の吉田の打撃は内容の良さが目立った。2回の第1打席は72マイルのカーブを捉えたものの、惜しくも中直。ただ、5回の第2打席は93マイルの2シームを右前打、7回の第3打席も93マイルの2シームを捉えて中前打を放った。すべての打席で早い段階で2ストライクに追い込まれながら、いずれも鋭い打球を飛ばして復調気配を感じさせた。

 チームが2点を追った8回裏、二死2、3塁の場面で打順が回ってきたが、相手投手が左腕メイザに代わっていたため、代打レフスナイダーを出されて交代。レッドソックスはその後、同点に追いつき、9回裏にデュランの右前打で逆転サヨナラ勝ちを収めた。前日まで.228だった吉田の打率は.239に上がった。

 試合後の吉田との一問一答は以下の通り。

 ――見事な逆転勝利だった。

 「そうですね、チームも今、状態がいいと思いますし、いいゲームでした」

 ――試合前、NBAで優勝したセルティックスのセレモニーもあった。

 「球場の雰囲気も後押しといいますか、すごい盛り上がっていたなと思います」

 ――個人としてはバシット投手に対し、球数を投げさせ、甘く入った球を捉えていた。

 「(バシットとの)前回の対戦から数日しか経っていないので、イメージは持ちながら、緩急を使ってしっかりコーナーに投げてくるピッチャーなので、センター方向といいますか、引っ掛けないようには意識して打席に入っていました」

 ――第1打席の中直も当たりはよかった。

 「そうですね、追い込まれていたんですけどカーブを、ボールが飛んだコースがあれでしたけど、(バットが)ボールの下にしっかり入ってくれたのはよかったですね」

 ――試合前、コーラ監督は今のチームは機動力も使い、次の打者を信頼してやっているから勝てると話していた。そういった勢いを感じるか。

 「それが今日、出たゲームじゃないですかね。雰囲気、大事だなと思います」

 ――打席でいい対応ができたのは少し前に対戦したのが大きかったか。

 「それもありますし、少し自分の始動、自分のポイントをゆったり、自分の中で頭でゆったりと。やはりどうしてもヒットが欲しいし、メンタル的にもどうしても打ち急いじゃうところを自分の中で言い聞かせて。メンタル、技術も含めて、ゆったり、ゆったり、自分の中でそういうイメージはありました」

 ――気持ちの切り替えがうまくできたのか。

 「うーん、どうですかね。1打席目、ああやっていい当たりを取られたからなかなか切り替えって難しいですけど、ただ、もう次が来ます。1球1球、切り替え、切り替えっていうところは変わらず。これからも長い戦いが続くし、こういう時も絶対くるし、いい時ばかりじゃないし、悪い時ばかりでもないと思いながらやっています」

 ――層が厚いチームだけに、最終打席に代打を出されたようなことは起こり得るか。

 「そうですね、やっぱり自分がもちろん、っていうのはありますけど、チームが勝っていますし、左に対して結果を出していたら自分がいっていたでしょうし。そこは監督も、レフ(レフスナイダー)も状態がいいし、そこは仕方ない、受け入れて、与えられた場所でしっかり結果を出すことが信頼に繋がっていくと思っています」(ボストン・杉浦大介通信員)

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