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巨人・山崎伊織「最低でも二ゴロを」で決勝二塁打 投げては6勝&防御率1.53 得点圏打率は.400

スポニチアネックス / 2024年6月25日 22時55分

<D・巨(9)>7回、適時二塁打を放つ山崎伊(撮影・藤山 由理)

 ◇セ・リーグ 巨人3―2DeNA(2024年6月25日 ハードオフ新潟)

 巨人の4年目右腕・山崎伊織投手(25)が25日に出場選手登録され、同日のDeNA戦(ハードオフ新潟)で今季12度目の先発登板。今季2度目の完投勝利こそ逃したものの、8回2安打1失点と好投して2試合ぶりとなる今季6勝目(1敗)をマークした。DeNA戦はカード別最多の通算9勝目(3敗)。

 この日も岸田とバッテリーを組んでマウンドへ。11日の前回登板後は登板機会がないため13日に一度登録抹消となり、中13日と間隔があいたが、そこはやはり“地方の鬼”だった。

 初回から152キロを計測し、4回まで完全投球。1―0で迎えた5回、先頭の4番・牧にこの試合初の被安打となる左翼線二塁打を許し、1死後、宮崎に中前適時打されて追いつかれたが、1―1で迎えた7回には1死二塁のチャンスに自ら右中間突破の勝ち越し二塁打を放ち、これが決勝点となった。

 これで地方球場では今季4戦4勝で、昨年から5連勝。地方球場で同一シーズンに4連勝は、球団では2013年の内海哲也(現投手コーチ)以来11年ぶりとなった。

 試合後、ヒーローインタビューに臨んだ山崎伊は、まずは本職の投球について「2週間あいたんで、入りをしっかりと全力でいけて。5回に追いつかれちゃったんですけど、なんとか粘って粘って。いい守備にいつも助けてもらいながらなんですけど、なんとか8回まで投げれました」と清々しい表情でコメント。

 そして、次打者席からバットをぶんぶんと振り、野手顔負けの気合と技術で決勝二塁打を放った7回の打席について聞かれると、「前のバッターの門脇がしっかりと(犠打で走者を)送ってくれたんで、最低でも2アウト三塁で丸さんに回さないといけないと思っていたので、そこに少し浮いてきた変化球だったのでうまく打てたんじゃないかなぁと思います」と投球を振り返った時とは少し違う、うれしそうな笑みをこぼした。

 フォークボールを二塁打にしたが、フォークを狙っていたのか?と聞かれると「いや」と否定し、「最低でもセカンドゴロを打たないといけないなと思ってたんで」とチームバッティングを強調した25歳。

 ここで、ふと我に返ったのか、「ピッチャーなんで…。あの…バッティングの話は…あれなんですけど」と苦笑いしたが、「打てて良かったです!」と胸を張った。

 投手には珍しい右投げ左打ちで、打撃にも定評のある山崎伊はこれが2022年以来2年ぶりプロ通算2本目の二塁打。今季はこれで4打点目で、プロ通算10打点目となった。

 今季の投手成績は6勝1敗、防御率は1.53。同様に今季打撃成績は打率.160(25打数4安打)、4打点だが、得点圏打率は.400(10打数4安打)と今季打った安打は全て走者が得点圏にいる時という相変わらずの勝負強さだ。

 6勝目には「火曜日負けたら、ちょっとやっぱイヤな気持ちになると思うんで。いい週の入りができたんじゃないかなと思います」とし、内海コーチ以来となる地方球場での同一シーズン4連勝については「朝、ストレッチしてたら内海さんが凄いうれしそうに“勝ったら俺に並ぶで”って言って来てくださったんで、はい。凄い方と並べて凄くうれしいです」とさすがにちょっぴりニヤけ顔。内海さんに一言!とむちゃぶりされると「いつもありがとうございます!…はい」とメッセージを送っていた。

 ▼阿部監督 野手ね、若い選手、見習ったほうがいいんじゃないですか。なんとかしてやろうみたいなね。表情だったりとか、そういうのも自分でなんとかしようとかね、思ってるのがやっぱ見えるし。そういうのはやっぱり佐々木だったり門脇が真似するじゃないですけど、見習わないといけないなっていうのは、ベンチから見ててそう思わせてくれたヒットだったんじゃないかな。

 

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