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【ボクシング】「浪速の激闘王」田中将吾 ダウン喫するも逆転判定勝ち 大橋会長大絶賛「MVP」

スポニチアネックス / 2024年6月25日 23時2分

判定勝ちした田中将吾

 ◇プロボクシングフライ級6回戦 田中将吾<○判定●>高熊龍之介(2024年6月25日 東京・後楽園ホール)

 今春、大橋ジムからプロ転向したアマ6冠の田中将吾(22)がデビュー戦で3―0の判定勝利を飾った。

 初回はまさかのダウンを喫した。23年東日本新人王の高熊龍之介(松本ACE)相手に1回、ジャブの相打ちとなるとバランスを崩しリングに沈んだ。「相手のプレッシャーのかけ方がうまかった。セコンドには笑っていたが、内心は焦っていた」と振り返った。

 以降は立て直し、カウンターの左を的確に当て逆転勝ち。「激闘王」と呼ばれた元世界3階級制覇王者の八重樫東トレーナーにあやかり「浪速の激闘王」の愛称を持つ田中将が文字通り激闘を演じたが「どちらに転んでもおかしくない内容だった。勝てたことだけが救い。何一つ練習でやってきたことができなかった」と唇をかんだ。

 それでも大橋秀行会長は大絶賛だ。ともにプロデビュー戦を行ったアマホープ4人衆、坂井優太(19)、田中空(23)、大橋蓮(22)の試合を総括し「4人の中で田中将吾が一番良かった。倒れたときはやばい、と思ったけどその後ハートの強さを見せてくれた。MVPは田中将吾だね」と太鼓判を押した。

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