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ドジャース・大谷 無安打も犠飛で自己最長&今季メジャー最長タイ8試合連続打点

スポニチアネックス / 2024年6月26日 1時31分

<ホワイトソックス・ドジャース>8回、犠飛を放つ大谷(撮影・西尾 大助)

 ◇インターリーグ ドジャース3―0ホワイトソックス(2024年6月24日 シカゴ)

 ドジャースの大谷翔平投手(29)は24日(日本時間25日)、ホワイトソックス戦で自己最長&今季メジャー最長タイとなる8試合連続打点をマークした。8試合ぶりの無安打で自身初の4試合連続本塁打こそ逃したが、9回にダメ押しの中犠飛を放った。今季2度目の週間MVPに輝いた「6月男」は、「For The Team」で常勝軍団をけん引していく。

 自身初の4戦連発を逃しても、8戦ぶりの無安打でも、できることがある。2―0の9回1死三塁。大谷は右腕コペックの初球カットボールに反応した。犠飛にはおあつらえ向きの高めをしっかり振り抜くと、追加点への確信歩き。飛距離十分、捕球した中堅手はすぐには返球さえしなかった。貴重な3点目に手を叩いて喜んだ。

 8試合連続打点は自身の日本選手歴代最長をさらに伸ばし、4月下旬にマークしたレッドソックス・アブレイユに並ぶ今季メジャー最長。リーグ3位の58打点は、リーグトップのブレーブス・オズナらと6点差に縮めた。勝利を確実にするためにあと1点が欲しかったこの回は、先頭のテーラーが右前打から相手の暴投と進塁打で三塁へ進み、最後は大谷が「For The Team」に徹した。ア・リーグ最多130奪三振を誇る相手先発クロシェットの前に、大谷は2三振を喫するなど中盤までは攻め手に欠いた。2番手以降をしっかり攻略して競り勝ち。7回に決勝の適時二塁打のE・ヘルナンデスも「(9回は)足を絡めて、最後に翔平が犠飛を打った。我々はこうして勝つことができる」とダメ押し打を称えた。

 珍しい「不敗神話」にも貢献した。骨折で離脱したベッツに代わり遊撃を守る35歳のロハスが2安打した。これでロハスが安打した試合は今季開幕から23試合全勝。大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によれば、1900年以降では2010年のカルロス・ペーニャ(レイズ)の20試合を既に抜いて史上最長という。ロハスは「この調子で40連勝くらいまで記録を伸ばしたい」と笑顔で語った。大谷については「世界最高の打者」と絶賛した。デーブ・ロバーツ監督も試合前に「才能に加えて打席で(ボール球を振らないなど)規律を重ねていることが彼を別のレベルに引き上げている」と褒めちぎった。

 負傷者が出ても、層の厚さで代わりの選手がカバーできる。時に自己犠牲の精神を持ってチーム一丸で戦える。エンゼルス時代のように大谷頼みの打線ではなく、執拗(しつよう)に勝負を避けられることも少ない。2連勝で貯金は今季最多の18。11年連続ポストシーズン進出中のドジャースの強さを、大谷がさらに引き上げている。(柳原 直之)

 ≪今季米最長タイ≫大谷の8試合連続打点は今季のメジャー最長タイ。他にレッドソックスのアブレイユが4月18~27日にマークしている。7試合連続打点は、現在も継続中のカージナルス・ドノバンら4選手が記録。25日(日本時間26日)に大谷が打点を挙げれば、今季メジャー最長記録となる。

 ≪日本選手最多9度目週刊MVP≫試合前に大谷は前週(17~23日)に好成績を残した選手を表彰するナ・リーグの週間MVPに選ばれた。今季2度目、日本選手最多の通算9度目の受賞。6試合で打率.458、4本塁打、11打点だった。

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