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ソフトバンク・有原 7回1死まで無安打投球「気にしなかった」 気迫で粘りリーグ単独トップ7勝目

スポニチアネックス / 2024年6月26日 6時2分

<オ・ソ>先発した有原(撮影・後藤 大輝)

 ◇パ・リーグ ソフトバンク7-2オリックス(2024年6月25日 京セラD)

 ソフトバンクの有原航平投手(31)は25日、オリックスを8回2失点に抑え、ハーラー単独トップの7勝目を挙げた。7回1死まで無安打に封じる快投。その7回に初安打から4連打を浴びて2点を失い、1点差まで迫られるも踏ん張って後続を断った。今季12試合でクオリティースタート(QS=6回以上自責3以下)は11度と抜群の安定感だ。チームは1分けを挟んで3連勝。貯金を今季最多25とした。

 7回を気迫十分に粘り抜き、有原は7勝目を引き寄せた。

 「何とか勝ち越した状況で抑えたかったので。ズルズルといかなかったところ。そこは少し良かったのかな」

 マウンドでは冷静沈着だった。3―0の7回1死で無安打投球が途切れた。21人目の打者・太田に87球目の直球を右前に運ばれ、初安打を許した。「(無安打は)分かっていたけど試合に勝つのが一番。気にしなかった」。集中力は切らさなかったが、続く西川に二塁打され、紅林と森に連続適時打を浴びた。4連打で一気に1点差とされたが、そこから右腕が真骨頂を発揮した。

 1死一、二塁で宗を高めカットボールで遊飛に抑え、続く頓宮には確率優先の投球を見せた。「絶対にここは三振で。一番、三振する確率が高いのはフォーク」。甲斐のサインに首を2度振った後、カウント2―2からの7球目を落として空振り三振。右拳を強く握ってベンチへ引き揚げた。「球数も体力的にもこたえなかった」と続投し、8回115球、4安打2失点でハーラー単独トップに躍り出た。

 京セラドームで3月29日の開幕戦以来の白星。開幕投手を託した小久保監督も粘りと安定感を称えた。「ずっとノーヒットやったんで変に意識したかもしれんけど、宗、頓宮を抑えて同点までいかなかったのが今日の勝因やね」と喜んだ。

 豊富なスタミナと勝負勘。今季、古巣に復帰した倉野投手コーチ兼ヘッドコーディネーターも驚かされるばかりだという。「有原って試合前ブルペンでも中継ぎの球数しか投げない。でも初球150キロとか。エンジンが違うし、110球超えても今から試合が始まるくらいの心と体のスタミナがある。本当に凄い」と称賛する。

 チームは1分けを挟んで3連勝。今季最多を更新する貯金25とした。それでも謙虚に気を引き締めるのが有原だ。「勝ち星を付けてもらっているみんなに感謝してますし、暑くなっても長いイニングを投げたい」。心技体すべて夏バテなど無縁だ。 (井上 満夫)

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