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広島・森下無双だ!球団史上初の快挙 100球未満の完封「マダックス」と猛打賞を同時達成

スポニチアネックス / 2024年6月26日 5時43分

<広・ヤ>完封勝利の森下(右)は会沢と握手を交わす(撮影・岸 良祐)

 ◇セ・リーグ 広島3-0ヤクルト(2024年6月25日 マツダ)

 広島・森下暢仁投手(26)が25日のヤクルト戦で球団史上初めて100球未満の完封「マダックス」と猛打賞を同時達成した。9回91球で散発2安打に抑え、昨年7月12日の巨人戦以来、通算6度目の完封で6勝目。打撃でも今季2度目の3安打を記録した。貯金7で首位をがっちりキープし、2位の阪神、巨人に3ゲーム差をつけた。

 最後の打者・丸山和に投じた91球目、146キロの外角直球で二ゴロに打ち取ると、森下は女房役の会沢に頭を下げ、笑顔でがっちり握手した。2年ぶりの火曜日登板で6連戦の初戦を任され、堂々の「マダックス」初達成。充実感がにじんだ。

 「(アマ時代を含めて)初めてだと思う。大学時代はむちゃくちゃ投げたイメージがあり、こんなにテンポよく終わったのは記憶にない。いいスタートが切れました」

 小雨が舞う中、切れ味鋭い直曲球で牛耳った。2回先頭の4番・村上には内角カットボールで二飛。4回は外角低めチェンジアップ、7回には150キロの外角直球で空振り三振に斬った。無四球で散発2安打。得点圏に走者を置いたのは6回1死二塁だけだ。

 前回12日の西武戦を「ダメな時の投球、そのものでした」と猛省する。5回2死三塁から「早くアウトを取りたくて間を取らず、1球外すとかもせず」長短5安打に四球が絡んで一挙5失点。「いろいろ考えさせられた」試合の教訓を、出塁を許した2回と6回の2度の場面で生かした。

 「同じ失敗を繰り返さないように。走者を出しても粘り強く…というところだけは意識しているので」

 打席でも魅せた。3回右前へ運ぶと、5回には中前へ。3点を先取した6回、なおも2死一塁でも再び一、二塁間を破った。5月4日のDeNA戦以来、通算4度目の3安打。同一シーズン2度の猛打賞は、広島投手では1985年の川口和久以来2人目だ。

 「昨日、床田さんに“1本ヒット打っていいよ”と言われたので打てて良かったです」

 会沢と並んだ本拠地お立ち台で、打撃自慢を自負する先輩左腕の名前を挙げ、スタンドの笑いを誘った。6勝目を挙げて防御率1・58、打率は驚異の・429とした森下に、新井監督は「打って良し投げて良し。素晴らしいマダックスを見せてもらった。週の頭なので凄く大きい」と賛辞を惜しまなかった。 (江尾 卓也)

 ○…森下(広)が2安打無四球完封で6勝目。100球未満で完封する「マダックス」は大竹寛が09年10月10日巨人戦に94球で達成して以来、球団15年ぶり。打者としても5月4日DeNA戦に続く3安打。広島投手でシーズン2度の猛打賞は、1985年の川口和久以来39年ぶり2人目。マダックス&猛打賞は球団初の快挙となった。

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