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オリックス痛恨“2ランバント”6回曽谷の悪送球が外野へ…犠打の今宮まで生還 26日にも自力V消滅

スポニチアネックス / 2024年6月26日 5時48分

<オ・ソ>6回、今宮の犠打を捕球し一塁へ悪送球する曽谷(右)(撮影・後藤 正志)

 ◇パ・リーグ オリックス2-7ソフトバンク(2024年6月25日 京セラD)

 試合後のオリックス・中嶋監督の言葉が全てを表していた。「投げるのは良くなってきたんですけどね。1軍で上を目指すなら、そういう隙もないことをしていかなきゃいけない」。先発・曽谷が5回まで3安打1失点と好投。だが、0―1で迎えた6回、痛恨の悪送球で自滅した。

 「誰でもできるプレーをしっかりできなかった。一つ簡単に(アウトを)取れると思った隙が少しあった」

 無死一塁で今宮が初球からバントを敢行。曽谷自ら処理して一塁へ送球すると、やや二塁側にそれた。一塁後方へカバーに走っていた右翼手・森も逆を突かれた形で止められず、白球は右翼フェンスにまで転々。一塁走者だけでなく打者走者の今宮も生還し、一気に3点差とされ「勝てる投手は投げる以外のこともできないといけない。もう一回そこを気を引き締めて練習していきたい」と話した。

 7回1死まで有原の前に無安打だった打線は、太田のチーム初安打から4連打で一時1点差に。だが、直後の8回に3番手・本田が1死一、二塁で正木の痛烈なゴロをはじいて適時打になった。捕りにいかなければ4―6―3の併殺コース。この回4失点の引き金となったプレーも合わせて、中嶋監督は「今日は投手の守備がまともでしたら、もっと競った試合になっている。そういう試合をしていかなきゃいけない」と悔いた。ソフトバンクとは14・5ゲーム差に広がり、きょう26日も敗れれば自力優勝の可能性が消滅する。リーグ3連覇中の王者が、踏ん張りどころを迎えた。(阪井 日向)

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